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不機嫌マーク

個人開発はやめた方がいい

少し挑発的なタイトルですね。

先日、2ヶ月ちょっと掛けて所有するゲームを管理するWEBサービスTUMIGAME(詳細な内容は過去記事をご覧ください)をリリースしたのですが、リリースするまでに掛けた時間や費用などを鑑みて、個人開発でお金を稼ぎたいとか一攫千金を狙っている人はやめた方がいいという結論に至りました。

今回は個人開発をやめた方がいい理由をまとめてみました。

※大前提として、副収入のためだけに個人開発をするのはおすすめしないという意味で、技術力向上や開発自体が好きな方は別です。

※TUMIGAMEをリリースしてから1ヶ月ほどでユーザー数は未だ0という状態での記事です。


圧倒的な作業ボリューム

個人開発の場合、ほとんどあるいはすべての作業を一人でやる必要があります。

例えば企業であるサービスを作る場合、サービス企画とマネタイズを考えてプロダクトの用件定義と設計を行い、デザイナーが素材を作りプログラマーがコードを書いてテストまで行うのが一般的だと思います。

規模が小さいとはいえ、大袈裟に言うとこれらをすべて一人で行う必要があります。

サービス企画、マネタイズ考慮、マーケティング、デザイン設計、ロゴの作成、DB設計、インフラの構築、開発フレームワークの勉強、コーディング、テスト、利用規約やプライバシーポリシーを考えたり、SEOなど。

知見の無い分野も勉強し実践する必要が出てきます。

とてもではないですが、時間がいくらあっても足りません。

ましてや本業がある手前、副業でこれらに割く時間はほんの僅かなものになりがちです。

解決策として、リリース時は最低限の機能を担保しつつ、ある程度の妥協ラインを設定し優先度を決めて作業をすることになります。

それでも作業期間中は仕事と睡眠以外の時間をすべて充ててやっとでした。


収益がコストに見合っていない

上述したとおり、個人開発するにあたっては作業ボリュームが多すぎます。

収益化できるかどうかも分からないですし、ぶっちゃけコストに全然見合っていないように思います。

僕は10年ほど前に、アダルトサイトを2つ運営していたことがあります。

特に知見とかは無かったのですが、コツコツ更新し続けて1年ほど経ってから月に4万円前後ほどは貰えていた記憶があります(うろ覚えなので金額は曖昧です)

もちろんサイトを運営するにあたりそれなりの努力はしましたが、今回個人開発を実際にしてみて比較すると圧倒的に作業量が少ない上に、現状では収益もアダルトサイトの方が良いので、どうしてもコストに見合っていないという結論に至ります。

※アダルトサイトの場合、立ち上げて6ヶ月以降は週に1回1時間未満の更新、もうひとつの方は週に2回4時間ほどの更新頻度でした。

※アダルトサイトも1年ほど続けて収益化できたので、個人開発も続けていくうちになるかもしれませんが…。


マネタイズが中途半端にならざるを得ない

正確にはマネタイズが中途半端にならざるを得ない『ことの方が多い』印象です。

企業がお金も人も時間も掛けて作ったサービスと張り合うにはそもそも土俵にすら立てません。

なので、企業が作るにはマネタイズが微妙なものを作るしか個人開発者が生きる道はないというのが僕の見解です。

企業は多くの人間の課題を解決するサービスを作るので、少ない人間の課題を解決するサービスを作るのが大原則かなと思っています。

またそうなると、わざわざお金を払ってまで使うサービスにはならない事の方が多いです。

僕がリリースしたTUMIGAME(主に積みゲーを管理することを主目的としたサービス)もそうです。

たとえ月額300円とか安く設定しても、誰も使わないでしょう。

それならあと100円ほど出してdアニメに契約します。

アニメ見放題ですからね。

無料で使ってもらうことを前提にマネタイズをする必要があります。

そう考えると、広告収入くらいしか道はないですよね。


収益モデルとして圧倒的に不利

WEBサービスの場合、ある程度の人に認知してもらい、使ってもらう必要が出てきます。

アプリとは違い、WEBサービスの性質上(検索上位を狙って人を増やしていく)競合となるのはブログやアフィリエイトサイトになります。

認知してもらうためにSEO(グーグルの検索上位にHITしやすいように施策をすること)をすることになるのですが、ここでも落とし穴があります。

ログインして使ってもらうサービスだと、ログイン後のコンテンツがSEOの施策がしづらい(というかできない?)のです。

ブログとかアフィリエイトの場合、物凄く簡略的に言うとコンテンツの量と更新さえすればある程度収益化できるモデルです。

これはグーグルのクローラが、検索時にHITさせるためのコンテンツを徘徊してインデックスに登録をしているおかげで、検索エンジンでこれらのコンテンツが表示されるようになるからです。

一方でWEBサービスはログイン後のメニューはグーグルのクローラに徘徊してもらうことができません(多分…間違っていたらすみません)

ログインせずに表示しても良い利用規約やプライバシーポリシーなどしかクローラにインデックス登録してもらうことができないため、検索からの流入はほぼ絶望的です。

グーグルの検索エンジンはコンテンツ量が少なく更新頻度が少ないものを嫌う傾向にあります。

踏んだり蹴ったりです。


個人開発をするメリットは?

全く無いわけではないです。

  • 技術力が向上する
  • マーケティングスキルを養える
  • あらゆる物事の本質を見極めるスキルを養える(多分)
  • 自信が付く
  • あらゆる分野の知見を得られる
  • 問題解決能力が飛躍的に向上する

技術力の向上は言わずもがなだと思いますが、それ以外のメリットの方が大きいかなと思っています。

なかでも問題解決能力が飛躍的に向上したことは、今後の人生において財産になり得たと思います。

問題解決ができないの大半はめんどくさいからやらない(そもそも問題を解決する気が湧かない)と思っているんですが、このめんどくさいと向き合えるようになります。

個人開発はめんどくさいの連続なので、物凄く鍛えられます。

他にも、開発中はどうしてもうまくいかない問題も出てきますが、本質を見失わずに違う方法で解決できないか模索できるようになります。

当初はTrelloというプロジェクト管理ツールのレイアウトをパクろうと参考に画面レイアウトを作っていたのですが、いざ実装するとなかなか思うようにはいかず、何日も作業が進まない時がありました。

その時に「そもそもレイアウトを寄せる必要ないのでは?」と考え、画面レイアウトを一から設計し直しました。

視認性も向上したので結果的には良かったです。

これは一例ですが、いざ開発をするとなると想像以上に壁が多いことに気付かされます。

エンジニア目線でTUMIGAMEを企画した時に「開発するのにそんなに難しくはないだろう」と思っていましたが、いざ開発を始めると山のように問題があり、その度にひぃひぃ言いながら作業しました。

知っているのとできるの違いを思い知らされました。

他にも、個人開発を通してあらゆる物事の本質を見極めることができるようになります。

上述したように、集客とかマネタイズを考えるときに自分がどのようなものにお金を使っているか、他の人はどういうものに使っているか、人はどういう時に気持ちが良いと感じるのか、それをこちらから提供するにはどうすれば良いのかなど、サービスを提供する目線で様々なことを熟慮するようになります。

企業が作ったサービスではなく、個人で作ったサービスを使ってもらうにはどうすれば良いのか?

そういえば商店街の魚屋で魚を買っていた時は気さくな店員さんがいてオマケしてもらっていたなあ

そうか…個人商店を目指せば良いんだ!

のように、いろんな物事に対して疑問を持ち、解決する能力が身につきました。

これはなにも個人開発に限定されたものではなく、人間関係や労働などのすべてにおいて応用が効くので、貴重な財産になったと思っています。

ありていにいうと考えまくるスキルですね。


最後に

個人開発はやめた方がいいというテーマで記事を書きました。

実は開発を始める前から「割に合わないだろうな」とは思っていたのですが、やってみないことには何も言えないし始まらないなという気持ちで始めました。

ことわざにこんな言葉があります。

馬には乗ってみよ人には添うてみよ

馬は実際に乗らないと良し悪しが分からないし、人には寄り添わないと人柄が分からないから、直接経験をすることが大事だという意味です。

とはいえ技術力を向上させたいとかポートフォリオを完成させたいとか、明確な目的がお金以外にある場合を除いて、やめた方がいいという結論は変わりません。

あまりに面倒です…ほんとにw

僕はお金のために開発を始めたクチですが、まだ続けるつもりです。

作ってるうちに「お金とかどうでもいい、誰かにサービスを使ってもらいたい」という気持ちの方が強くなったというのもあります。

「作っちゃったから」という後ろ向きな考え方もありますし「個人開発で生計を立てている人」という希少性を保有することで得られるメリットに期待しているという思惑もあります。

最後になりましたが、このような乱文な記事を見てくださりありがとうございます。

少しでも参考になれたなら嬉しいです。

カニ

人生はベストよりベターを選択すべき

今回もつらつらと雑記になります。

誰だって不幸になりたくないと思いますが、過ぎる幸福も避けた方が長い人生においては良いのでは?というのが僕の見解です。

「何を言っているんだ…」と思われそうですが、一応根拠があります。

高価な食事に慣れてしまい、普通の食事が美味しく感じなくなってしまう場合に舌が肥えてしまうといった表現をすることがありますよね。

人生も同様のことが言えると思います。

「高級料理店でしか舌を満たせなくなってしまった」「若い時はイケメンで女性に不自由しなかった」「社会に出てから毎日が苦痛、学生時代のように遊んでいたい」など。

どれも良い思いをした時期を基準にしているため、平凡な日常とのギャップに苦しみます。

栄耀(えよう)に餅の皮を剝く

ということわざがあります。

なんでも、贅沢に慣れると餅を剥いてあん餅のあんこの部分だけを食べるようになるという贅沢のかぎりを尽くす行為を表したことわざのようです。

こういう状態が続くと、人間は不幸になると思うんです。

これは僕の経験則でもあります。

以前、新宿にある飲み屋街ゴールデン街や歌舞伎町などで浴びるほど朝までお酒を飲んでいました(今でもたまにやってしまいますが…)

平凡な日常を忘れさせてくれるからです。

夜の街に行くといろんな人に会えます。

濡れ衣で逮捕された男性や偽装結婚しているオカマの男性、耳が不自由な外国の人とスマホの翻訳ソフトを使って会話したこともあります。

平凡な日常とはかけ離れていて、刺激に満ち溢れています。

僕はその刺激を日常の基準にしてしまい、長年浴びるほどお酒を飲み続けました。

幸い病気などにはなりませんでしたが、平凡な日常が苦痛で仕方がなくなりました。

毎日なにかしらの刺激に飢えていました。

もちろん夜の街に行っても自分が期待するような刺激が無い日もあります。

同じ顔ぶれの常連さんと話をするものの、なんとなく盛り上がらなかったり。

ここまでくると偶発的に起こる誰かや何かに刺激を求めるようになり、幸福の基準がどんどん上方修正されていきました。

平凡な日常とのギャップは埋まらないため、いつも「つまらないな…」と感じるようになりました。

貯金がなくなり、節約をする必要に迫られたために飲みに行けなくなったというのをきっかけに、今はこの状態から脱することができました。

平凡な日常の退屈さは個人開発に没頭することで解消し、今この記事を書いています。

長々と私事になってしまいましたが、ベストを基準にすると退屈な日常に押しつぶされてしまうという戒め、警鐘です。

職場も住居も同様です。

転職は5〜6回ほど、引っ越しに至っては30回ほどはしています。

どこへ行っても自分の求めるベストはありませんでした。

そもそも存在しないんですよね、幻想なので。

ですから、人生においてはベストではなくベターを良しとするのが良いと思います。

「仕事して帰宅しただけ、今日もつまらない1日だった」とか「恋人欲しいなあ」とか「旅行いきたいなあ」とか。

ぼんやりとした日常かもしれないですが、それでいいじゃないですか。

この時代のこの日本に生まれただけで幸せだし、そもそもそれ自体がベストな環境に近いはずです。

戦争はしていないし餓死することもない。

食事は安くて美味しい、娯楽もいっぱいある。

平凡な日常かもしれないですが。

そんな平凡で平和な日常を愛することができれば、それだけで幸せだと思います。

ふさぎ込む女性

メンタル弱い人への個人開発のすすめ

今年の頭から個人開発(WEBサービス)を始めてみて、精神面や体調面での良い変化があったため、まとめてみたいと思います。

普段文字を読まず、人ともあまり話さないので文章が下手くそですが、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。


お酒をやめたことで睡眠の質が向上

毎週末は朝まで浴びるほどお酒を飲み、翌日は二日酔いで丸一日死んでるような生活をずっと続けていました。

貴重な休日を無駄にしてしまっては個人開発が進まないだろうことは明白なので、リリース前まではお酒をキッパリとやめていました。

4ヶ月ほどはお酒をやめていたのですが、そのあいだ睡眠の質が向上したことは言うまでもありません。

毎日同じ時間帯に起床と就寝することで、体内のリズムが安定した結果、精神面も体調面もすこぶる調子が良くなりました。


落ち込むことがなくなった

普段から考え事をすることが多いのですが、そうするとどうしてもネガティブなことを考えてしまいがちでした。

「この歳で未婚とか辛いな」とか「自分にとっての幸せってなんなんだろう?」とか「これから先も誰からも愛されることなく人生終わるんだろうな」とか…。

小人閑居して不善をなす

「しょうじんかんきょしてふぜんをなす」ということわざがあるそうです。

小人とは「心が狭く思慮の浅い人や品性の劣っている人」という意味で、閑居とは「世俗を逃れて心静かに暮らすこと」という意味のようです。

要は人が世俗から離れて暇を持て余していると、よからぬこと(悪事)をはたらくということのようです。

少し脱線しましたが、とかく暇というものはよくない思考をしてしまうのは間違いないようです。

個人開発を始めてからというもの、仕事と睡眠以外の時間はほとんど没頭して作業を進めていたため、悩む時間がなくなりました。

夢中になれる趣味、なければ仕事だって良いと思います。

集中して仕事をしてるときって案外楽しかったりしますしね。

そういった何かに没頭しているときは、すべてのしがらみから解放されます。


自己肯定感が上がる

個人開発に限らないことですが、何かに夢中になることそれ自体が自己肯定感を上げてくれます。

作業中はそれだけで「自分、やってるなあ!」となりますし、作業がひと段落したら「やりきった!」となります。

これがずっと続くわけなので、自ずと自己肯定感が上がります。


夢中になれる「何か」を見つけるには

僕のきっかけはずばりお金でした。

組織で働くことに疲れてしまったので、個人開発で生計を立てていきたいと思ったのがきっかけです。

ずいぶん後ろ向きなきっかけではありますが、きっかけなんてそんなものかなあと思いますし、実際そうなんだと思います。

堀江貴文著書のゼロでも「好きだから没頭するのではなく、没頭したから好きになる」というようなことが書かれていますが、個人開発で身を持って実感しました。

とはいえそんな簡単に没頭できるものでもないことも今までの経験から理解しています。

英語の勉強は続かないし仕事で必要なスキルの勉強すら続かない。

じゃあどうやって没頭まで至るのか?

それは得られるメリットの大きさで決まるものだと思っています。

挫折した英語の勉強は、IT系のドキュメントや記事は英語がほとんどでそれらを読めるようになることが僕の中でのメリットでしたが、言うなればそれだけです。

翻訳してしまえば読めないわけではないですし、今までそうしてきました。

スキルの勉強も仕事で最低限触れられていれば、それ以上の知識が求められることはあまりありません。

一方で、個人開発で得られるメリットは組織から離れて生計を立てられます(成功すればですが…)

このメリットを考えたときに、やらない理由はないなと思い、個人開発を始めました。

おそらく「世の中をこうしたい」とか「新しい技術で世間を驚かせたい」とか、そういった直接自分の利益になり得ないものだと長くは続かないと思います。

それよりも「毎日美味しいお酒と可愛い女の子に囲まれたいからお金が欲しい」とか「今の劣悪な家庭や職場から解放されたい」といった直接自分の利益になるものの方がきっかけとしてはうまくいくのではないかなと感じます。


最後に

なんだか書いているうちに暑苦しくなってしまった感は否めませんが…。

そして個人開発に限らない話ばかりになってしまい恐縮です。

タイトル詐欺にはなりますが、没頭できる何かをみつけることはどうやら良さそうですよというお話でした。

こんな記事でも少しは参考になれたなら嬉しいです。

TUMIGAMEロゴ

初の個人開発WEBサービスTUMIGAMEをリリースしました

プロジェクトを立てた2月中頃から、2ヶ月ちょっと掛けてリリースできました。

2ヶ月ちょっとと聞くと短期間に思われるかもしれませんが、仕事と睡眠以外はほぼ全部の時間を個人開発に充てていたので、体感としてはとても長く感じています。

すべて自分ひとりで開発を終えて自信も付きましたし、見よう見まねでロゴを作成してトップページに配置した時は「俺のサービスなんだよな…」と感動しました。

肝心の制作物は、主に所有しているゲームを管理するWEBアプリです。
https://tumigame.com

自分の趣味であるゲームがアイデアの源泉です。

同じようにゲームをする方なら分かると思うのですが、数が多くて自分が所有しているゲームが把握できないんですよね。

中にはほぼ未プレイのまま放置してるやつもあります。
いわゆる『積みゲー』というやつですね。

サービス名であるTUMIGAMEはここから取りました。

昔から「積みゲーを管理できたら便利なのになあ」と思っていたので、自分の課題を解決するためのサービスになります。

Twitterで開発中の動画をアップしたところ、お気に入りが13、リツイートが6、動画再生数が438回の反応がありました。

リリースはしたものの改修しておきたい箇所が結構あるので、ちゃんとした告知は後ほどにしようかなと思っています。

開発中の苦労した話や技術的な内容、リリース後のユーザー数の遷移などを今後記事にしていく予定なので、良かったら参考にして頂ければと思います。

お金

生活水準を下げる方法

今年に入ってからかなりシビアに節約をしており、去年と比べて1ヶ月の支出を10万円ほど抑えることに成功しております。

最も効果のあった方法と、誰でもできる再現度の高い方法をまとめたので参考にしてもらえたら嬉しいです。


人付き合いを減らす

最も効果が高いと実感しています。

友人や知人との交際費ももちろんですが、会社での人付き合いも当然含まれます。

会社での人付き合いが好きな人はあまり居ないと思うのでこちらの人付き合いを減らす事は容易いと思いますが、友人や知人との付き合いを減らすことが生活水準を下げることの第一歩だと思います。

人付き合いが多いと、交際費として食費や娯楽費が跳ね上がるのは言わずもがなですが、人と会っていない時も支出が増える傾向にあると考えています。

たとえば周りで流行っているゲームの話題で持ち切りになっていると欲しくも無いのになんとなくそのゲームを買ってしまったり、友人からおすすめされている映画があるからと見たくもないのにその映画を見に行ってしまったり等。

ゲームを買ってしまった理由は仲間に入れてほしいという欲求が本質的にあったり、映画を見に行ってしまうのはおすすめされたのに見ていないという後ろめたさがあるからだったりします。

人と会っていない時も見えない交際費が存在していますよね。

今付き合いのある人の数に比例して、支出が増える傾向にあるといえると思います。

だからこそ、人付き合いをこれからも仲良くしたい人だけにするだけでも毎月の支出はかなり減らせるはずです。

僕も人付き合いを減らした(というよりほぼ0にしました…)おかげで、毎月の支出が5万円ほどは抑えられています。


娯楽にお金を掛けない

一昔前までは音楽を聴きたい場合はCDを買うなり借りるなりしてましたが、今は月額980円前後のサブスクに登録すれば膨大な数のアーティストの曲が聴けますし、映画やドラマ、アニメなんかも動画配信サービスで月額500円〜1.500円前後ほどで見放題になったりと、このご時世お金を掛けずとも楽しめるコンテンツで溢れていますよね。

漫画もアプリで無料で読めたりしますし、小説も「小説家になろう」という投稿サイトで質の高い作品に出会えたりしますし、ゲームもサブスク化してきています。

そんなにお金を掛けずとも楽しめるコンテンツがこれだけあるので、これらを活用すれば自然と生活水準を下げることができます。

見たい映画があった場合でも、半年から1年待てば動画配信サービスやテレビで放映されたりします。

欲しい新作ゲームがあった場合でも、3ヶ月ほど待てば中古で安く買えたりセールで安く買えたりします。

世間の流行と時期を少しズラして楽しむことが娯楽にお金を掛けないコツかなと思ったりしています。

見たい映画が動画配信サービスで見られるようになるまでは、他の無数にある映画を楽しみながら心待ちにしたり。

欲しい新作ゲームが安く手に入るまでは、他の無数にあるゲームをプレイして待つのも良いのではないかなと思います。


節約を趣味にする

上記2つを実践すると、節約すること自体が楽しくなってきます。

「無駄な人付き合いを減らしたおかげで今月の貯金額がえぐいなあ」とか「あまり利用していないサブスクを見直したことで毎月の支出をかなり減らせたなあ」とか。

目に見えてお金が貯まるので、もの凄く楽しくなってきます(個人差あると思いますが…笑)

ここまでくると大きい支出だけではなく、小さい支出も自ら見直したくなってきます。

  • スタバのコーヒー → コンビニのコーヒー → インスタントコーヒー
  • 外食 → 自炊
  • 高い美容室 → 安い美容室
  • 高い消耗品 → 安い消耗品

自ずとコスパの良いものを買うようになり、さらに生活水準を下げることができます。

小さい支出を見直すコツは、結果があまり変わらないものを安いものに置き換えることかなと思います。

薬でいうところのジェネリックみたいなものですね。

僕の周りにいるお金持ちの人はみんなこういう思考で物を購入しています。

ここらへんは過去に投稿した下記の記事が参考になると思うので、よかったら見てみてください。

お金持ちの特徴


舌を肥えさせない

これもかなり重要かなと思います。

「超高級なお寿司を日常的に食べていたらスーパーのパックのお寿司が食べられなくなった」という話を聞いたことがあります。

これは生活水準を下げるのが難しいというのと本質は一緒だと思います。

一度上げてしまった自分の基準は下げるのが難しいからでしょう。

高い = 美味しいのは当然ですが、安い = 美味しいも成立するのが日本の良いところだと思います。

ハンバーガー食べたいならマックやロッテリア、お肉食べたいなら吉野家やすき家、カレー食べたいなら日乃屋や松屋(牛丼のイメージですがカレーも美味しいです)だったり、健康面を考慮するなら大戸屋など。

安くて美味しいお店はいっぱいあるので、生活水準を低くしたいのであれば敢えて高いお店に行く必要はありませんよね。

高いお店での食事はそれだけでご褒美に感じたり、お店も綺麗だったりするので空間的な演出も相まって満足感が得られると思いますが、美味しいものが食べたいというだけなら安くて美味しいお店がいっぱいあるのでそれらを活用する方が生活水準を下げる上では有利かなと思います。

個人的におすすめなのは、安くて美味しい自分の好きなメニューをメモ帳とかに書いておき、仕事を頑張った時とかブログを頑張った時とか、なにかを達成した時の自分へのご褒美をあげる意味でそのメニューから食べるようにしています。

仕事でメンタルぼろぼろになった時とか、落ち込んでいる時とかむしゃくしゃしている時等でも、そのメニューから自分の好きなものを選んで食べるとなんか少しやる気が湧いてきます。

こういうふうに安上がりに自分を高められる方法を他にも作っておくと良いかもしれませんね。

※ちなみに普段はほぼ自炊しているので、たまにこれらのものを食べるとご馳走という意識になるのでそういう意味でもやっぱり自炊はおすすめです。

※画像は実際にiPhoneのメモに書いている安くて美味しいものリストです(500円前後を基準としています)

節約のための安くて美味しいものリスト

まとめ

生活水準を下げる本質的な方法を紹介しました。

これらを実践しているおかげで毎月10万円ほど支出を減らすことができました。

他にもふるさと納税やiDeCoを活用して節税したり、セールやクーポンを活用したり自炊をしたりといった具体的な方法もありますが、まずは上から順番に実践していくことでかなり支出を減らせるので是非試してみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

少しでも参考になれば嬉しいです😊

子供の人形

子供部屋おじさんの節約効果について

今月から支出を減らすために実家に戻ることを決意し、晴れて子供部屋おじさん(もうすぐ38)になったのでその節約効果について書きます。

結論から言うと当然ながらかなり節約できるので、FIRE目指していたり貯金を増やしたい人なんかには凄くおすすめです。

まずは子供部屋おじさんになってからの主な支出についてまとめてみます。


子供部屋おじさんの主な支出

過去と現在の支出の内訳になります。

  • 家賃 114,440円 → 50,000円(家に入れるお金)
  • 食費 約30,000円 → およそ半額15,000円の想定(お互い買ってきたりするため)
  • 水道光熱費 15,207円 → 無料
  • 雑費 3,000円 → およそ半額1,500円の想定

一人暮らししていた時の主な支出と現在の支出の合計差額が96,147円と約10万円の節約効果になりました。

実家は持ち家という点と、母親がまだ健康であるという好条件というのもあるのでかなり節約できています。

以前は娯楽費の支出がかなり多かったんですが、会社を辞めて個人事業主になるための貯蓄をしているため、お酒をやめたりサブスク解約したりゲームを買わなくしたりなどして、現在の娯楽費は最低限に抑えています。


子供部屋おじさんのデメリット

一人暮らしと比べた時のデメリットは下記になります。

  • 世間体がよろしくない
  • 上記理由により婚活がうまくいかない可能性大(男性の場合は特に)
  • 家に友人や恋人を呼べない
  • 友人とのボイスチャットができない(リビングの隣にあるアコーディオンで仕切られている部屋のため)
  • 家具や家電を自分の好きなもので統一できない
  • 家事がめんどう(いわゆる片付けられない母で、ゴミマンション化しており家事はほとんど自分が担当)
  • 男性は色々気を使う(まあ…そういうことです…)

パッと思いつくのはこのあたりです。

このあたりが許容できるのであれば、実家住まいはコスパ最強なのでめちゃくちゃおすすめです。

※世間体を気にするなんて馬鹿らしいという考え方なのと、個人開発に専念したいので上記デメリットは個人的にはさほど気にならないです。


どういう人におすすめか?

とにかく支出を減らして独立資金を貯めたいとか、老後の資金形成とか、節約したい方にはおすすめです。

他にも、一人暮らしで寂しい思いをしている人も、お金も貯まるし実家住まいは良いのではないかと思います。


こういう人にはおすすめしません

前述したデメリットが許容できない人にはおすすめできません。

具体的には下記にあてはまる人は実家住まいは辛いかもしれません。

  • 友人や恋人を家に呼びたい
  • 婚活を頑張っている
  • 家のレイアウトや家具、家電にこだわりを持っている(実家だと親の趣味も混在します)
  • 毎食自分の好きなものを食べたい(実家だと卓を囲んで食事することが多い)
  • 職場から実家まで離れすぎている(在宅勤務の方はこの限りではありませんが)

なかでも一番のポイントは恋人、友人や知人が多いかどうかが決めてになるかと思います。

恋人、友人知人が多い人は遊びに出かけたり家に人を呼んだり、電話をしたり等で生活の中心が外側へ向かうため、実家住まいだと不自由に感じることが多くてストレスが溜まると思います。

逆にそこまで人付き合いが多いわけではない人だと、このストレスは感じないため、実家住まいでも問題ないかなと思います。


まとめ

一番のメリットは支出を大幅に減らせることなので、ある程度のデメリットを許容できるのであれば実家住まいはおすすめです。

一人暮らしの時はいつも一人でご飯を食べていたので、家族と一緒にご飯を食べるのも良いなあと日々感じてます。

ほのぼのとした平和な日常を満喫できているので幸せです。

今のところかなり快適なので、僕は当分子供部屋おじさんをやっていくつもりです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

どなたかの参考になれば嬉しいです😊



机の上

座り仕事の肩こりグッズ3選

ずっと座りっぱなしでのパソコン作業では肩が凝ってしまい、疲れやすくなり作業のパフォーマンスが落ちてしまいますよね。

僕も肩こりに悩まされていたのですが、肩こりグッズを色々試してみて実際に効果があったもの3選を紹介します。


1.トラックボール

マウスと違い、トラックボールの場合だと肩を動かさずに指だけの操作になるため、肩こりを大幅に軽減できます。

実際に僕もマウスからトラックボールに変えてから、肩こりがだいぶ楽になりました。

使い始めは操作に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばむしろマウスより使いやすいと個人的には思います。

値段はピンきりですが、大体4,000円 〜 5,000円前後です。

ただしデメリットもあるため、下記に上げるデメリットを許容できる方はトラックボールの導入を検討してみるのも良いかもしれません。

●メリット

  • 肩こりが軽減される
  • 設置後は動かさないで良いので場所を取らない(マウスパッドが不要)
  • カーソル移動がとても楽 ※トラックボールのボールを1回サーーッと転がすだけで端までいけます

●デメリット

  • 細かい移動が苦手 ※行き過ぎてしまったり等があります
  • 操作に慣れるまでは使いづらい
  • ゲーム等には向かない ※僕はゲームでもトラックボール使ってますが…。

導入する際の注意点として、特別な理由がない限りは無線タイプをおすすめします。

本来の設置場所から移動して使いたい場合や、机の上が散らかっているため一時的に手元に置いて操作ができるため、無線の場合だととても楽で重宝します。


色々種類がありますが、最も使われている定番のトラックボールは親指でボールを転がすタイプのトラックボールです。

ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール 無線 M575S Bluetooth Unifying 5ボタン トラックボールマウス ワイヤレス マウス windows mac iPad 電池寿命最大24ケ月 M575 ブラック 国内正規品

僕もこの製品の古いものを5年以上は使っていますが、今も現役です。

Amazonのレビュー数と評価が高いので、初めてトラックボールを使うならこの製品から入るのが良さそうですね。

※無線のため単三電池1本使用します(最長2年間稼働)


エレコム マウス ワイヤレス (レシーバー付属) トラックボール 大玉 8ボタン チルト機能 ブラック M-HT1DRXBK

こちらのタイプは人差し指と中指でボールを転がすタイプのトラックボールです。

親指ではなく人差し指と中指の2本で操作することで、細かいカーソル移動が可能になったタイプのようです。

前述したデメリットである細かいカーソル移動が出来ないのがNGな方は、こちらから入るのも良さそうですね。

※無線のため単三電池2本使用します(最長約1年間稼働)


2.バックジョイ(骨盤矯正)

椅子の上に敷いた状態で座ることで、良い姿勢を保ったまま作業ができるという骨盤サポートシートです。

良い姿勢を保つことで、腰の痛みと肩の痛みを軽減してくれます。

座ると分かりますが、背もたれに寄り掛からない姿勢で背筋がピンと伸びるので、猫背にも効果があります。

●メリット

  • 背筋がピンと伸びる姿勢で作業ができる
  • 腰と肩の痛みが軽減される
  • 猫背の改善になる

●デメリット

  • 背もたれに寄りかかれないため、楽な姿勢ができない(足を組むこと等が困難)
  • 上記理由により、長時間の作業が困難(こまめに休憩が必要)
  • 7,000円前後と少し高額

長時間作業する際はこまめに休憩が必要ですが、良い姿勢を維持できるおかげか集中力がとても上がります。

だらだらと作業を続けないで仕事を終えたい人には良いアイテムだと思います。

主に2種類あり、レギュラータイプ(目安体重50kg〜135kg)とミニタイプ(目安体重30kg〜65kg)があります。

【正規品】バックジョイ(BackJoy) レギュラーサイズ 骨盤サポートシート 骨盤矯正 姿勢改善 姿勢矯正 猫背 腰痛

こちらがレギュラータイプの最も使われているスタンダードモデルになります。

目安体重を参考にすると、男性はこちらが良さそうですね。


【正規品】バックジョイ(BackJoy) ミニサイズ 骨盤サポートシート 骨盤矯正 姿勢改善 姿勢矯正 猫背 腰痛

椅子が小さい、または女性の方はこちらのミニタイプが良さそうです。

座り方に少しコツがいるため、公式ページに掲載されている座り方を載せておきます。


3.フォームローラー

作業中のグッズではなく横になって使用するストレッチ器具ですが、かなり効果があります。

これを使用してから肩こりと腰痛が完全に消え、マッサージに行かなくてもよくなりました。

個人的にはぶっちゃけこれさえあれば充分すぎるほど重宝してます。

値段もそこまで高くなく、3,000円〜4,000円前後で買えます。

安すぎるものは品質が悪くすぐにダメになってしまうと聞いたことがあるので、購入される場合は3,000円前後のものをおすすめします。

●メリット

  • 肩こりだけでなく腰痛も解消される
  • マッサージに行かなくても良いほど改善される(※個人差あると思いますが、少なくとも僕は改善されました)
  • 長持ちする(※製品にもよります)
  • 思ったほど場所を取らない

●デメリット

  • 横になって使用するため自宅でしか使えない
  • 使用時少し面倒くさい

トリガーポイント(TRIGGERPOINT) グリッド フォームローラー ライム 筋膜リリース マッサージ 【日本語ガイドブックなし】 [並行輸入品]

僕が使っているフォームローラーですが、2年以上毎日使っていますが特に問題なく使えています。

使い方としては、お風呂上がりにヨガマットを敷いて、背中と腰、肩の筋肉を重点的にほぐしています。

使用方法はYoutubeの動画が参考になります。

上記2つの動画を自分なりに少しアレンジして、毎日使用しています。

最初の方は動画の通りに使用することをおすすめします。

初期投資4,000円程度で肩こり腰痛が改善され、マッサージに行かなくてもよくなるので相当コスパが高いと思います。

長年デスクワークで肩こり腰痛に悩まされて色々と試してきましたが、フォームローラーが一番買って良かったと思っています。


まとめ

3つとも実際に使用して肩こりが改善されたグッズを紹介しました。

最初に少し投資するだけで作業効率アップと健康にも繋がるので、試す価値はあると思います。

プログラミング画面

JavaScriptのサブウィンドウ(小窓)で最下部にスクロールした時の検知方法

メインウィンドウで最下部にスクロールした時の検知方法は他の記事でも見かけますが、サブウィンドウでの検知方法が見当たらなかったのでまとめました。

お急ぎの方はソースコードだけコピペして頂ければと思います。

下記のようなレイアウトで、サブウィンドウ内のスクロールが最下部まで到達したら検知し、非同期でデータを取得するケースがあるかと思います。

サブウィンドウのサンプルレイアウト

仮に全体の黒い領域を高さ500pxとした場合、ウィンドウで表示されている高さが300pxとします。

青い領域が黒い領域の最下部まで到達したら検知したいので、500px – 300px = 200px下へ移動したら検知をすれば良さそうです。

<!-- 青い領域 -->
<div id="smallWindow" style="overflow: auto; height: 300px;">
  <!-- 黒い領域 -->
  <ul id="contentsArea" style="height: 500px;">
    <li>コンテンツ1</li>
    <li>コンテンツ2</li>
    <li>コンテンツ3</li>
    .
    .
    .
  </ul>
</div>
<script language="javascript" type="text/javascript">
    window.onload = function(){
        // 青い領域のelement
        let smallWindow = document.getElementById("smallWindow");
        // 青い領域の高さ(データ取得後に再取得する必要があるためグローバルとして定義)
        // getBoundingClientRect()を使用することにより小数点を考慮したheightが代入できます
        smallWindowHeight = document.getElementById("smallWindow").getBoundingClientRect().height();
        
        // 黒い領域の高さ(データ取得後に再取得する必要があるためグローバルとして定義)
        contentsAreaHeight = document.getElementById("contentsArea").getBoundingClientRect().height();

        // 黒い領域の高さ - 青い領域の高さ = スクロール量(200px)
        bottomPoint = contentsAreaHeight - smallWindowHeight;
        
        // 青い領域のサブウィンドウがスクロールした際のイベント
        smallWindow.addEventListener('scroll', () => {
            // 現在のスクロール量を取得
            var current = document.getElementById("smallWindow").scrollTop;
            // スクロール量が200pxを超えたらログ出力
            if (bottomPoint <= current) {
                console.log("HIT!");
            }
        });	
    }
</script>

ログ出力している箇所で、非同期でデータを取得して描画する処理を入れれば負荷も最小限でコンテンツを読み込むことができます。

その場合、黒い領域の高さと検知するスクロール量を更新する必要があります。

// スクロール量更新
bottomPoint += contentsAreaHeight;

上記処理を非同期でのデータ取得完了後に追加すればOKです。

不明点などありましたらコメントにてお願い致します。

最後まで読んで頂きありがとうございました😊

時計

長時間作業を続けることができるたった1つの方法

現在、個人開発(プログラミング)とブログの作業を、平日は仕事が終わった後に4〜5時間、休日は10時間以上は平均して作業を行っています。

どうすればこのように長時間作業に没頭できるようになるのか、その方法について説明したいと思います。

僕と同じようにプログラミングの勉強や個人開発、ブログをしている人以外でも、英語の勉強や受験の勉強などにも使える方法だと思いますので、ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。


なぜ長時間作業ができないのか

長時間作業ができない理由を明確にすることがとても重要なので、まずはその理由から紐解いていきます。

結論から言うとそれをすることで得られるメリットが小さいからだと考えています。

例えば英語を勉強したい人は世の中にたくさん居ますよね。

僕もエンジニアの端くれ、英語のドキュメントくらいは読めるようになりたいという思いで英語を勉強をしたことがあります。

その時に勉強した時間は平日せいぜい30分〜1時間、日によっては勉強しないという毎日を繰り返した結果、挫折して終わりました。

「英語のドキュメントを読めるようになりたい」という動機から勉強をはじめて、仮に英語が読めるようになったとします。

得られるメリットは「英語のドキュメントが読めるようになる」というメリットになります。

ですがよく考えると、多くの人にとってはメリットが小さく魅力的でもなんでもないですよね。

「英語を使えるようになれば収入も増えるのでは?」という考え方がありますが、これは増えるかもといった不確実性があまりに高いです。

収入が増えるかも、外国人の友達や恋人ができるかも、海外で仕事ができるようになるかも。

このように、心のどこかで疑っている自分が居ると、必ずどこかで挫折します。

「頑張ったけど結局挫折しました」「今までの苦労はなんだったんだ」

こういうことにならないための危機察知能力のようなものが働いているために、作業に没頭できないのだと思います。


長時間作業を続けられるようにするには

上記でお話した通り、メリットが小さいからこそ作業に没頭できないのであればメリットを大きくすれば良さそうです。

言い換えるとゴールを変えることでそれが可能になります。

「ゴール(動機)を変えることなんてできないのでは?」と思われるかもしれませんが、実際に僕はこの方法で長時間作業に没頭できるようになりました。

実例の方が分かりやすいと思うので、僕がどうやってゴールを変えたのかを説明します。

新卒から今の今までずっとエンジニアとして仕事をしてきましたが、プログラミングの勉強は大嫌いで続いた試しはありませんでした。

勉強が続かないからスキルアップのために家で個人開発をしようとしたこともありますが、これもすぐに挫折しました。

趣味でブログもはじめてみましたが、これも挫折しました。

月日が経ち、生産性の欠片もない毎日を過ごしていたある時、貯金が底をつきそうになりました。

「このままではマズイ」と思い、どうにかお金を稼ぐ手段はないものかと考えた時に、自分のエンジニアスキルでどうにかできないか?と模索し始めました。

その時に、以前は挫折した個人開発とブログが頭をよぎりました。

  • 個人開発(そのためのプログラミングの勉強)のゴールがスキルアップから副収入を得るため
  • ブログのゴールが趣味(承認欲求)から個人開発で開発したサービスの告知や界隈の方とのコミュニケーションの入り口

このようにゴールが変更されました。

これだけだとゴールが弱いので、もう少し強くする必要があります。

また僕の例で恐縮ですが、下記のようにゴールを強く(魅力的に)しました。

  • 個人開発で会社の収入を上回れば会社を辞めることができる
  • プログラミングを勉強することでブログで発信し、これも副収入を得ることができる
  • 自分の好きなゲームを扱った事業を展開すれば、購入するゲームを経費にできる
  • 法人化して家族を社員にすれば経費で最新のスマホとかを買ってあげられる

欲の塊ですね(笑)

ここまで魅力的なゴールを考えることができるとやらない手はないなとなり、平日は4〜5時間、休日は10時間以上作業に没頭できるようになった今に至ります。

以前の記事でも紹介しましたが、ここまで魅力的なゴールを思いつくとこれらをいち早く実現するために自ら他の作業はしなくなります。

大切なのはプロセスを考えるのではなく、他のものがどうでもよくなるほどの魅力的なゴールを鮮明にイメージして設定してあげることです。

これができれば、プロセスもそれに応じての行動になっていくはずです。

英語の勉強や受験の勉強も同じようにゴールを魅力的なものに変えてあげることで、自ずと作業に没頭できるようになるはずです。

  • 英語の勉強→ニューヨークのオシャレなカフェでアメリカ人の彼女とランチをする
  • 受験の勉強→良い大学に入って大企業に入り、女の子を侍らして高級車を乗り回して人生イージーを満喫する
  • プログラミングの勉強→エンジニアスキルを磨いて独立し、大金持ちになって海外を飛び回る

こんな感じです。

コツはゴール設定が私利私欲であることが大事だと思います。

「世界中で通じるエンジニアになりたい」とか「大企業で人の役に立つ製品を作りたい」とかだと直接的な自分へのご褒美が無いため、失敗する気がします。


まとめ

「ゴールを設定しても叶うとは限らない、それこそ不確実性が高いのでは?」と言われそうなので、こちらについて補足します。

これに関しての答えはYESです。

当たり前ですが叶うかどうかは自分の努力次第なので、確実とは言い難いです。

しかし、ここまでこの記事を読んで頂いたということは、何かしらを続けることを望まれている方だと思います。

成し遂げたい何かがあるはずです。

それならば、今から頑張らないことにはこの先もずっとできないまま終わってしまいます。

そうならないためにも、鮮明にイメージできる魅力的なゴールを設定してあげることを強くおすすめします。

3日坊主の僕でもできたのですから、きっとできるはずです。

一緒にがんばりましょう。

暑苦しい記事を最後まで読んで頂いてありがとうございました😊

手のひらから水がこぼれ落ちる

個人開発するために捨てたものと得られたもの

会社で働くのが嫌になり、組織に依存せずに生きていきたいと願うようになったのをきっかけに、今年の初旬から個人開発に挑戦しています。

今回は個人開発をする上で、捨てたものや犠牲にしたものなんかをお話したいと思います。

同じように個人開発されている方やこれから挑戦したい方などの参考になれば幸いです。


個人開発をするために捨てたもの

大きく分けて2つあります。

作業時間を捻出するために捨てた習慣と、会社を辞めて個人で稼いで生活費を安定させるために捨てたものです。

簡潔に言うと時間とお金を極限まで節約するために、下記のものを捨てました。


人付き合い

これは言わずもがなという感じですが、人付き合いが多いとその分作業時間が減ります。

幸い今は基本テレワークで会社での人付き合いは無いため、平日は仕事が終わったらすぐに個人開発の作業を進めています。

休日も時間が惜しいため、人との付き合いは全くありません。

今は彼女も居ませんし友達もほぼ居ないので、ある意味恵まれている環境ではあります。

結構な寂しがり屋なので人付き合いを無くすことができるか不安でしたが、個人で稼ぐという覚悟を決めてからというもの、すんなりと人付き合いを無くすことができました。


ゲーム機

ハマると12時間以上も続けてしまうほどのゲーム好きですが、時間が惜しいのでゲーム機をほとんど売りました。

成し遂げたい何かに集中するには、見える範囲の娯楽は全て無くすことが好ましいと考えているため、ゲーム以外の娯楽である動画のサブスクも解約しました。

たまに「ちょっとぐらいゲームしても良いかな」という気持ちが出てくるんですが、なんとか堪えてます。

あとはSNSやyoutubeなんかも覗くのは最低限にしてます。


お酒

お酒大好きで毎週末は朝まで飲み歩いてましたが、今はきっぱりとやめました。

やめてから2ヶ月ほど経ちますが、飲みたいと思うことは滅多にありません。

過去にお酒やめたいのにやめられないという悩みをずっと抱えていましたが、自分でもビックリするほどすんなりとやめられました。

人によるかもしれませんが、お酒を飲んだ翌日は頭がぼーっとしたり常に眠気があったりしたため、個人開発に確実に影響が出ると考えてお酒をやめることを決意しました。

このお酒をやめられたことをきっかけに、他の様々なものが捨てられたと感じています。

おそらく一番の悪習慣を断ったことで、作業時間が生まれてそっちに習慣がシフトしたおかげだと思います。


見栄

これは個人開発をする上で捨てたものというより、個人で稼ぐと決めた上で捨てたものになります。

今住んでいるマンションは小綺麗でオートロックで場所も渋谷なので家賃も高いです。

個人で稼ぐことを考えるとこの出費は大きすぎるので、実家に戻ることにしました。

「アラフォーで実家住まい」という世間体からしたらあまり良い印象ではありませんが、お金のことを考えると実家住まいはコスパ最強なので、変な見栄は捨てることにしました。

他にも、オシャレなお店でランチやディナーを楽しんだり、カフェ等のお金の掛かるところへは行かないようにしています。


メリハリのある生活

平日は仕事終わりに夕飯がてらお酒を飲みに行ったり、週末はどこかへ遊びに出かけたり、そういった生活は一切しなくなりました。

平日は仕事終わったらすぐに作業を開始してシャワー浴びて寝るまで続けています。

休日もほとんど外へは出ずに引きこもってずっと作業をしています。

毎日これの繰り返しです。

以前の僕だったら刺激が少なすぎて気が狂いそうな生活ですが、今は慣れたというより馴染んだ感じです。

今は逆にこの生活リズムが崩れてしまうことに恐れを感じています。


捨てたことで得られたもの

これらを捨てたことで、作業時間はもちろんですが他にも得られたものはたくさんあります。

しかも得られたものの価値は個人的には相当高いので、それらについてまとめてみました。


自信

仕事終わるとぼーっとyoutube見たり外へ出かけたりする平日と、朝までお酒を飲んでは翌日二日酔いで一日中布団の中で過ごす休日を過ごしてきましたが、それらをすべて断ち切ることができた自分がとても誇らしく思えるようになりました。

捨てることが出来ていなかった日々は「自分はなんてダメなやつだ」とか「周りは結婚したりしているのに俺ときたら…」と辛いことばかり考えていて、自己肯定感がとても低かったのですが、上記のものを捨てられた自分に対して「やればできるじゃん」という自信が付きました。


健康

お酒をやめたことによる効果と、ゲームをやめたことによる睡眠不足が解消されたためか、毎日規則正しい生活を過ごせています。

ここ1ヶ月以上はほとんど毎日引きこもって作業をしていますが、以前と比べると身体の調子がとても良いです。

身体だけではなく、頭もクリアで冴え渡っているように感じます。

日課の筋トレや自炊で積極的に野菜を摂取しているのもありますが、寝る時間と起きる時間がほとんど毎日同じになっているのが良いのかなと思います。


心の安定

主に人付き合いを捨てたことに起因しますが、余計なことを考えなくて良くなった結果、心がとても穏やかになりました。

心理学者のアドラーは人の悩みの原因はすべて自分以外の人が存在しているからだと提唱していました。

好きになるのも嫌いになるのも怒るのも悲しむのも疲れますからね。

こんなこと言うと「なんて寂しい人間なんだ」と思われそうですが、今は身軽でとても心地よいと感じてます。


まとめ

当然といえば当然ですが、捨てたもの犠牲にしたものは時間やお金が掛かることが共通点ですね。

今は仕事と睡眠とご飯食べている時以外はほぼ作業をしているような毎日を1ヶ月以上続けています。

我ながらゾーンに入っていると感じます。

過去の自分なら、どうすればそれだけの時間を使って作業できるようになるのか疑問に感じたことと思います。

実際に、どうすれば10時間以上作業が続けられるようになるのかをググったりyoutubeで検索したりして、何度も調べていました。

3日坊主でなにかを継続できた試しがありませんでしたが、おそらくこれがきっかけかな?と思うところがあるため、それはまた別で記事にしたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

これから何かを始めたい方の参考になれば嬉しいです😊