月別アーカイブ: 2022年5月

喜怒哀楽

ミニマリストの危険性について

引っ越しする度に多くの荷物を梱包するのが面倒だったのと、使わないものを取っておくのも意味がないと思い、断捨離したことをきっかけにほんの少しミニマリストになっていた時期(今も荷物は少ないほうですが)があります。

メリットも大きいぶん、やりすぎると自身の個性や好きなものを失いかねない危険性を孕んでいるため、今回はそのことについて書きたいと思います。


メリットは大きい

どこまでをミニマリストと定義するのかは難しいところですが「極力少ない荷物で不自由なく生活をする」という程度であれば、メリットはたしかに大きいです。

たとえば本はすべて電子書籍にする、所有しているDVDはすべて売ってしまい動画配信サービスで視聴する、ゲームもパッケージ版は売ってダウンロード版で買い直したりなど、これらは物理的な所有からデータに切り替えたことにより、物を減らしつつも本質は変わっていないですよね。

実際に僕はこれらの方法で荷物をだいぶ減らしました。

部屋が広く使える、引っ越しの時の荷造りと荷解きがラク、売ることで懐も暖かくなります。

物を減らす = 無駄をなくすことなので、今度は時間やお金の使い方の無駄も無くしたくなるのです。

僕の場合、むやみに物を買うことがなくなりました。

ゲームをやめて英語の勉強をはじめました。

いかに時間を効率良く使うか、いかにお金を使わずに楽しむことができるか、まるで仙人みたいな生活を好むようになります。

ここまで聞くと良いことづくしのように見えますよね。

でもそこには落とし穴がありました。


人生がつまらなくなる

僕は大好きだったゲームや漫画をごっそり売ってしまいました。

なかにはいわゆるレア物で高値で売れるものもありました。

それで得たお金や時間を自己啓発本、英語の勉強や筋トレなどに使っていました。

ふとある時、ガランとした部屋を見てなんとも大きな喪失感に襲われました。

その殺風景な部屋を見て、空っぽな自分が際立つ感じがしたんですよね。

読みたい漫画を買う、やりたいゲームを買う。

そんな当たり前のことを我慢し続けた結果、自分の好きなものがよく分からなくなりました。

流行り物に対してもお金も時間も勿体ないからと敬遠し、まわりの人と話も合わず、どんどんつまらない人間になっていきました。

大事にしていたスプラトゥーングッズ
大事にしていたスプラトゥーングッズ

写真は大事にしていたスプラトゥーングッズです。

これも手放してしまいました。


無駄は幸福そのものだった

そう考えると、無駄というものが幸福そのものだったんだなあと気付かされました。

無駄だと分かっていてもゲームに熱中したり。

無駄だと分かっていても夢を追いかけたり。

無駄だと分かっていても好きな人に恋をしたり。

そっちのほうが物凄く人間味が溢れていて素敵ですよね。

一切の無駄を削ぎ落とすと骨と皮しか残りません。

無でした。

なので、無理にミニマリストにならず、自分の大切なものの無駄は残しておいた方がきっと幸せになれます。


終わりに

とはいえ、物が減る(主に娯楽で使う物)と「集中すべきことに集中できる」というメリットはあるので、目標に向けて動き出したい時の断捨離程度にするのは良いかもしれません。

「やることはそれしかない」という状況を強制的に作り出せますしね。

こんなことわざがあります。

屋上屋を架す(おくじょうおくをかす)

屋根の上に屋根を架すという無駄なことを表すことわざです。

でも屋根の上に屋根ができたら面白いので良いと思います。

そういう無駄こそ楽しいもんです。

今回は短いですが、このあたりで終わりたいと思います。

少しでも参考になりましたら幸いです。

ゴミ箱

ボツにしたアイデアと今後の個人開発について

初リリースした積みゲー管理サービスのTUMIGAME(詳細はこちらのページを参照)をリリースから1ヶ月ちょっと経っていますが、ちまちま改修しつつも別の開発に着手しています。

昨日まで画面レイアウト作ったりしていたのですが、検討した結果ボツにすることにしました。

今回は最近ボツにしたアイデアについて書きたいと思います。


ボツその1 モンハン狩友募集WEBサービス

モンハンで狩りをする場合、大抵みんなTwitterで募集することが多いのですが、その募集内容を閲覧、書き込みを簡略化するツールを考えていました。

モンハン狩り募集閲覧、書き込み時の画面
募集閲覧、書き込み時の画面

これらの画面はこの記事のために作ったものなので、機能面の洗い出しや画面レイアウトも未着手で考え途中のアイデアでした。

モンハンだけではなく、Apex等の他のゲームでも応用して作ろうと企画をしていました。

ボツにした理由

頭の中では「これは便利だ絶対流行る!」みたいに考えていたのですが、この「サービスが浸透して使われている光景」を想像しているのは自分だけだというのを冷静に考えた時に「使ってもらうキッカケを作るのが難しい」と思ったのです。

作り終えたあとに満を持してTwitter等で展開したとしても、その便利さは使ってもらうまではユーザーは知り得ないですよね。

もちろん頑張って営業するのも有りなんですが、純粋にインパクトに欠けるかなあというのもボツにしたひとつの理由です。

狩りの募集は既にTwitterでやっているわけで、あえてツールを使う必要がないんですよね。

以前リリースしたTUMIGAMEは、積みゲーを管理するサービスというもので他に代替するサービスってあまり無いんです。

代替サービスが無いということは、それだけで使うキッカケになるので、無理に営業する必要が無いというのが僕の見解です。

「使ってみて便利だから使う」のではなく「便利と分かっているから使う」サービスを作るのが成功と失敗の明暗を分けるのではないかと思っています。

なのでボツにしました。


ボツその2 スプラトゥーンクイズ

スプラトゥーンクイズ画面レイアウト
実際の画面レイアウト図

これもゲーム関連のサービスです。

一時期スプラトゥーン2にドハマリしていました。

このゲームをしている人でないと分からないと思うのですが、強くなるためには各種のブキを覚える必要があります。

正確に言うと、そのブキに設定されているサブウェポンとスペシャルを覚える必要があるのです。

なぜなら敵が装備しているブキを見て、ここの局面ではサブウェポンあるいはスペシャルが来ることを瞬時に判断し、それに応じた行動が必要になってくるからです。

僕は当時、各種ブキを覚えられずにやきもきしていたんです。

Twitterで検索すると他の人も同様に同じ悩みを持っていました。

需要があるのは分かっていたので、これをクイズ形式で覚えられるサービスを開発しようと考えたのです。

そういったサービスが既に存在していることは分かっていたのですが、自分が想像しているサービスと差別化できているので開発に着手しました。

昨日までfigmaを使って画面レイアウトを作っていたんですが、結局ボツにしました。

ボツにした理由

既に「ブキを覚えたい」という課題を解決するサービスは存在しているため、後発で作ったところで使ってもらうことは難しいだろうという結論に至りました。

また、スプラトゥーンというゲームはポップで可愛らしいデザインが売りなので、それに合わせたデザイン性を再現できないというのもあります。

既に存在する競合サービスはデザインも素晴らしいので、いくら機能が良くても後発でデザインが悪いのなら、使ってもらうことは難しいのではないかと考えました。

これを機にデザインも少し勉強しようと決めたのです。


今後の開発

いったんはリリースしたTUMIGAMEを育てるのに注力しようと思っています。

もう1本くらい別のサービスをリリースして2本運用しようと考えていたのですが、最初からそんなに器用にはできないだろうと考えをあらためました。

なのでTUMIGAMEの改修と集客をがんばるつもりです。

これらの経過は後ほど記事にしていく予定です。

こんなことわざがあります。

小さく生んで大きく育てる(ちいさくうんでおおきくそだてる)

小さい子供を生んで大きく成長させる。

事業も小さいものから始めて大きく育てることが良いということわざのようです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

少しでも参考になりましたら幸いです。

料理

都内でガチでうまいランチまとめ

個人開発全然関係なくてごめんなさい。

息抜き的な雑記も上げたいので、今回は都内で美味しいランチをまとめてみました。

こういった都内ランチの記事は他にもあると思いますが、ハッキリ言って当てにならないんですよね。

大体PV稼ぎというか、記事を水増しするためだけの記事なんで。

超有名なチェーン店とか入ってたりして「いやまあ、美味しいけどみんな知ってるしな…」とか、「いやここ全然美味しくなかったけど」みたいなのが本当に多いんですよね…。

前置きはこのへんにして、つらつらとランチが美味しいお店を紹介していきたいと思います。

※当然お金とか貰ってない(書いている時点では一日のPV5も無い)ので、ガチなやつです。

※写真があるやつは実際に僕が撮った写真です。


五反田のランチが一番美味しい

都内でいろんな場所に住み、いろんな場所で働いてきましたが、五反田はランチが美味しいお店がかなり多いです。

なので五反田が中心になりますが、ひとつずつお店を紹介していきたいと思います。


陳麻家(五反田さくら通り店)

陳麻飯
看板メニューの陳麻飯

食べログ(陳麻家 さくら通り店)

ここの看板メニューの陳麻飯が絶品です。

五反田に陳麻家はいっぱいあってすべて味が違うんですが、個人的にはさくら通り店が一番美味しいです。

陳麻飯とは中国四川風麻婆豆腐丼のことなんですが、山椒(さんしょう)の痺れる辛さが特徴的で、食べていると汗が出てきて舌が痺れてきます。

最初から結構な量の山椒が掛かっているんですが、テーブルに山椒があるので追い山椒とニンニクチップをこれでもかというほど掛けて食べます。

麻婆豆腐より酸味が少なくコクと深みがあり、片栗粉のとろみがまろやかでガツガツ食べられます。

ニンニクチップのアクセントとかなり相性が良いです。

実は一番最初にこれを食べたときは、あまりの辛さ(というより痺れ)にお店の人に「これめちゃくちゃ痺れるんですが…」と聞いてしまったほどです。

「調味料いれるときに蓋が空いて誤って全部入ったんじゃ…」と内心思っていたんですが、それがこの陳麻飯の特徴でした。

「2度といかん!」とか思ってたのですが、なぜかまた行きたくなってしまい、2度目からはこの味を楽しむことができました。

当時働いていた会社がすぐ近くだったんですが、それからは週に1回は通ってました。

周りの評判も良く、海外移住している友人が一時帰国する際はいつも「ここの陳麻飯が食べたい!」と言うほど美味しいです。

※僕が行っていた時は陳麻飯で870円くらい?でした。

陳麻飯と担々麺のハーフセット
陳麻飯と担々麺のハーフセット

この写真はハーフセット(好きなメニューを2つ頼める)で左が担々麺、右が陳麻飯です。

ここは担々麺も絶品です。

普通の担々麺と比べて辛味が強いんですが、卵の甘みとよくマッチしていてとても美味しいです。

大体いつもこのセットで食べることが多いです。

※僕が行っていた時は1,000円いかないくらいでした。

テレビ番組で五反田で一番美味しいお店に選ばれた…?(すみません、うろ覚えです)とかで、お店の前にその時の映像の切り抜きが貼られていました。


あげ福(五反田)

食べログ(あげ福)

ここの看板メニューのチキンカツ定食が絶品です。

五反田で美味しいと評判のミート矢澤(すぐ隣にお店があります)のお肉を使用しているようで、お肉がとても美味しいです。

サクサクの衣に濃厚な特製タルタルソースと、甘辛い特製ジンジャーソースの2つのソースで召し上がります。

サクサクの食感と特製ソースが絡み合ってめちゃくちゃ美味しいです。

※僕が行っていた時は1,000円くらいでしたが、途中から値上がりしているので今は1,100円くらいだと思います。

ここはチキンカツ以外も美味しいんですが、なかでもメンチカツがお気に入りです。

ソースはついてくるんですが、下味がしっかり付いているのでいつもそのままがっついて食べてました。

初めて食べた時に肉汁が口いっぱいに広がり溢れて感動した記憶があります。

ここも週に1回は通ってました。

ぶっちゃけミート矢澤より美味しいです。

※ミート矢澤は1回行ったっきりでした。


おにやんま(五反田)

食べログ(おにやんま)

五反田駅前ガード下付近にある立ち食いうどん屋さんです。

テレビでもたまに紹介されているようで、芸人さんがよく行くみたいです。

大体500円前後で食べられてリーズナブルなんですが、うどんのスープが透き通っていて上品な味わいなんですが、出汁が効いててめちゃくちゃ美味しいです。

一口飲めば明らかにその違いが分かります。

僕の中ではここのうどんが一番美味しいと思っています。

おすすめは「とり天かけうどん」です。

食べ始めはとり天のサクサク感を楽しんで、途中からはスープとよく絡み合ったひたひたになったとり天が楽しめます。

手打ちのうどんもコシがほどよく、上品なスープとマッチしています。

ただ店内がほんの少し小汚い感じはあるので、女性の方は入りづらいかもしれません(立ち食いということもありますし)

お昼時は結構並びますが、立ち食いということもあり回転率が高く、そんなに待たずに入れます。

めちゃくちゃ美味しいので五反田に行った際はぜひ立ち寄ってみてください。


なかじま(渋谷)

担々麺(まろやか)半チャーハンセット
担々麺(まろやか)半チャーハンセット

食べログ(なかじま)

渋谷駅新南口から徒歩5分ほどの明治通り沿いにあります。

中華のお店なんですが、美味しいと評判でランチ時になると結構な列ができます。

ここのメニューぜんぶ美味しいんですが、なかでもおすすめなのが写真の担々麺(まろやか)と半チャーハン(明らかに半の量ではない)のセットです(980円)

担々麺は辛めとまろやかの2つから選択でき、このまろやか担々麺はゴマの甘みととても相性が良く、コクがあるのにクドくない感じでめちゃくちゃ美味しいです。

コシのある麺とパラパラチャーハンのしょっぱさと食感をまろやかなスープと共に楽しめるので、僕はいつもこのセットで食べます。

渋谷にはとても多くのお店がありますが、中でもここの料理は絶品で一番美味しいと思っています。

ランチ時じゃなければ並ばずに入れます。

渋谷に遊びに行った際はぜひ立ち寄ってみてください。


卍力(西葛西)

卍力スパイシーラーメン
卍力スパイシーラーメン

食べログ(卍力)

「まんりき」と読みます。

ラーメン屋です。

いきなり「え…なんか随分ローカルな場所出てきたな…」と思われたかもしれません。

駅から徒歩5分ほどの住宅街の片隅にあるお店なんですが、ここのスパイシーラーメン(エスニック系)が絶品です。

この卍力は一店舗しか展開していないにも関わらず、ローソンでカップラーメン化したことがあります。

写真すごいことになっていますが、これは全部パクチーです(パクチー3倍増しメニュー)

今までいろんなラーメンを食べてきましたが、ここのラーメンが一番美味しいと思っています。

スープは何種類ものスパイスが入っており口いっぱいに広がります。

ちぢれ麺はそのスープとよく絡んでおり、チャーシューはスープに溶け込んでいて絶品です。

エスニック系とは書きましたが、際立つ酸味は一切なく、何種類ものスパイスで奥深い味わいです。

おそくらこのスパイスだと思うんですが、かなり中毒性が高いんですよね。

他では食べたことのないラーメンの味わいが楽しめます。

パクチーが苦手な人はネギに変更できます。

でもここのパクチーは特有の臭み、クセが一切なく食べやすいので、苦手な方でも食べられると思います。

ランチ時や夕飯時は結構並ぶので、中途半端な時間に行くと並ばずに入れたりします。

西葛西に行く用事ないかもしれませんが…これのためだけに行く価値は十分にあると思います。

それほど美味しいのでぜひ食べてみてください。


終わりに

最近はもっぱら体調を安定させるための食事ばかりなので、たまにはこういったところに足を運んで美味しいもの食べるのも良さそうですね。

後から気づいた場所だったり新たに発見した場所があったら随時更新していきたいと思います。

こんなことわざがあります。

いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)

何不自由ない生活のこと、それを願っても中々うまくは行かないという意味のようです。

無理やりことわざ入れてしまいましたが、今日はこのあたりで終わりたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

Macbook Pro

個人開発で使用しているツールまとめ(M1 Mac)

そんなに多くはないのですが、普段個人開発で使用しているツールについてまとめてみます。


Figma(ワイヤーフレーム作成WEBサービス)

念のため補足しておくと、ワイヤーフレームとは画面レイアウト設計図のことです。

他にはAdobeXDとかありますが、有償で敷居が高いので無料のFigma(条件によっては有償です)というWEBサービスを使っています。

Figma

すべて英語ですが、直感的で使いやすいのですぐ慣れると思います。

下記は実際にFigmaを使って画面レイアウトを作った時のものです。

Figmaを使用した画面レイアウト作成
Figmaを使用した画面レイアウト作成

図形やテキスト等のオブジェクトのコピペもショートカット(WindowsならCtrl + CとV / MacならCommand + CとV)が使えたりと、サクサク画面レイアウトが作れるのでおすすめです。

プラグインなんかも入れられるそうなので、仕事で使う場合も活躍しそうです。


GIMP

GIMP

言わずとしれた無料のペイントツールですね。

Firefoxなどで有名なmozillaが提供してくれています。

あんまり使いこなせていないのですが、これを使って主にロゴ作ったりしています。

機能的にも申し分ないので、ペイントツールはこのGIMPを使い続ける予定です。


Digital Color Meter

Digital Color Meter

Macに標準でインストールされているスポイトツールです。

起動するとマウスカーソルで指している箇所がスポイトになり、あらゆる画面の色を16進数で表示/コピペできる優れものです。

画面レイアウト設計時や、CSSの色味に悩んでいる時に、いろんなサイトを見て「お、この色味良いな」と思ったらスポイトで取ってレイアウトの色味を調整しています。

Command + Shift + Cで16進数でコピーされます。

Digital Color Meterで色を抽出
ログイン画面の背景色をスポイトで抽出

地味ですがとても重宝しています。


メモ

Mac標準アプリのメモです。

主にToDoや残しておきたいメモだったり頭の整理だったりで重宝しています。

以前はWindowsメインだったのでEvernote使ってたんですが、Mac + iPhoneにしてからはメモで事足りるなあと思い、こちらを使っています。

凝った使い方はしていないんですが、フォルダをネストして作れるのが地味に良いのと、チェックリストが使えます。

Macのメモ画面
MacでToDo管理

CotEditor(テキストエディタ)

MacのメモにToDoや残しておくメモを記録しておき、CotEditorではSQL文を書く時や、他ブログ記事のソースコードをコピペしたりといったテンポラリ(一時的)な使い方をしています。

Macのメモにコピペするとスタイルを維持してペーストされてしまうので、プレーンテキストでペーストがおこなえるCotEditorはなにかと便利です。

※今はこちらの記事を参考に設定を変更しているため、プレーンテキストでメモにペーストされるようになりました。

https://www.sirochro.com/note/mac-memo-ignore-style/
Macのメモでペースト時にスタイルを維持しない方法

Visual Studio Code(コードエディタ)

コーディング用エディタとしてVSCodeを使っています。

以前はVirtualBox + Vagrant環境にCentOSを入れてそこでVim使ってガリガリ開発してたんですが、Dockerを導入してからはVSCodeに移行しました。

キーバインドはVimで利用しています。

gitの連携もできて超便利ですね。

なんでもっと早く移行しなかったんだろう、過去の自分に言ってやりたいです。


Docker

上述したように以前はVirtualBox + Vagrantで本番で使うOSをインストール(大体CentOS)して、SSHでホストに入ってVimでガリガリ開発していました。

Dockerに移行してからというもの、起動も早いしミドルウェアのバージョン変えるのも楽だし、docker-compose.ymlをgitで管理すればチーム内の開発環境構築はそれだけで事足りるしで、開発パフォーマンスが劇的に向上しました。

Dockerも無いVitualBox + Vagrantも使っていない時代の環境構築は本当にキツかった…。

その頃の開発現場はたいてい開発環境構築のドキュメントがあるんですが、その通りに各種ツールやミドルウェア、ライブラリをインストールしても動かないことなんてザラだったんですよね…。

つい脱線してうざいおっさんの戯言みたいになっちゃいましたね。

次にいきます。


GitHub

ソースコード管理にはGitHubを使っています。

プライベートリポジトリ(非公開)でプロジェクトを作ってゴリゴリ開発しています。

VirtualBox + Vagrant(CentOS)で開発していた時は、CLI(コマンドラインインターフェース)でgitコマンドを直接使って運用していましたが、今はVSCode内のgitメニューからGUI操作で使っています。

ポチポチするだけでdiffできたりaddしてcommitしたりと、とても重宝しています。

とはいえ、gitコマンドを覚えるために、最初はCLIでgitコマンドを直接入力して覚えた方が後々のことを考えると良いと思います。

蛇足ですが、GUIツールは便利すぎるが故に「操作していることを自身が把握できていない」ということに陥りかねないので、すべてのことに対して言えるのですが、先にCLIで直接入力して覚えるのが良いと思います。

たとえばC++の開発にVisualStudioを、Javaの開発にEclipseを使っていると、ビルドはボタンをポチっとすれば勝手にビルドしてくれますが、裏ではまずプリプロセスが走ってリンカがリンクしてコンパイラがビルドを行って…みたいな流れを意識することはありません。

それ故にビルドの工程が把握できておらず、エラーになってもエラーメッセージの意味がわからずどうすれば良いのか分からない…といった自体を招きます。

gitでも同じことが起こり得ると思います。

なので、gitを覚える場合は面倒でもCLIから入った方が良いと思います。


Numbers

これもMacで標準でインストールされている表計算ツールです。

DB設計に使用します。

実際に使っている様子はこちらの記事をご確認ください。


ターミナル

Macでデフォルトついてくるターミナルを使っています。

以前はiTerm2を使っていたのですが、OS再インストールした際になんとなく面倒でターミナルをそのまま使っています。

主にSSHで接続したりdockerコマンド入力したり、基本的なファイル操作だったりと普通の使い方をしています。


番外編

周りの音が気になるタチなので、AirPods Proで音楽聴きながら作業することが多いです。

とはいえ、ボーカル有りだったり慌ただしい感じの曲だったりすると集中できないので、インストゥルメンタルのBGMが多いです。

音楽はSpotifyを利用しています。

あとはIKEAのスタンディングデスクを使用していて、集中したい時なんかは立って作業して、疲れたら座って作業しています。

個人開発で使用しているツールとしては、こんなところです。

思ったより少ないですね。

これらのツールで困ったことはないので、今後もこれらのツールを使って開発をしていく予定です。

最後になりますが、こんなことわざがあります。

弘法筆を択ばず(こうぼうふでをえらばず)

優れている人はどんな道具でも立派な仕事をする、道具に左右されないという意味だそうです。

なので、人に言われたからとか、みんなが使っているからとかを気にせず、自分に合ったツールを使うことをおすすめします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

スケジュール帳

個人開発時のルーティーン

需要あるかわかりませんが…自分が気をつけていたことなんかを交えて日々の開発ルーティーンを書いていきたいと思います。


平日/休日のスケジュール

まずは平日と休日のスケジュールについて触れておきます。

※ルーティーンの詳細については後述します。

●平日

  • 8:00前後に起床
  • 起床後すぐにToDoタスク洗い出し(もしくは前日に洗い出し)
  • 9:00〜 仕事開始(在宅)
  • 12:00 自炊/昼食
  • 13:00 仕事再開
  • 18:00 仕事終了後、個人開発の作業開始
  • 19:00 夕食(お昼の作り置きを食べる)
  • 19:30 個人開発の作業再開
  • 22:00 筋トレ(しない日は開発作業を継続) ※頻度は2〜3日に1回程度
  • 23:00 シャワー
  • 01:00 情報収集とか調べごと
  • 01:30 就寝

●休日

  • 8:00前後に起床
  • 起床後すぐにToDoタスク洗い出し(もしくは前日に洗い出し)
  • 9:00〜 開発作業開始
  • 12:00 自炊/昼食
  • 13:00 開発以外の作業があればそちらを消化(なければ開発作業)
  • 19:00 夕食(お昼の作り置きを食べる)
  • 19:30 作業再開
  • 22:00 筋トレ(しない日は開発作業を継続) ※頻度は2〜3日に1回程度
  • 23:00 シャワー
  • 01:00 情報収集とか調べごと
  • 01:30 就寝

※1月〜3月中旬くらいまではこのブログと平行して作業をしていたため、開発作業ではなくブログの記事を書く作業に充てていた時もあります。
※ちなみに当初は節約メインのブログでした…。
※作業時間中でも休憩を取ったりは当然しています。

休日は部屋の掃除とかしなきゃなので全部が全部この通りではないにしろ、概ねこんなスケジュールで開発をしていました。

日によって多少時間がズレることはありますが、起床時間とご飯の時間、筋トレとかシャワーとか就寝の時間はできるだけ決まった時間に遂行できるようにしていました。

この決まった時間に決まったことをするのを心がけると、体調面も精神面も安定して作業ができるのでおすすめです。

以降はルーティーンの詳細について書きたいと思います。


起床後 やることをToDoとして洗い出す

起床後すぐかあるいは前日にToDoを洗い出します。

※翌日確実にやっておきたいタスクがあれば前日に書き込んでおきます。

MacのメモにToDo機能があるのでそれを使っています。

これは開発のタスクというより、開発以外のタスクを管理することが主目的です。

個人開発以外にも日々やらなければいけないタスクだったり、やりたいタスク等をまとめて、終わったらチェックを付けることを習慣にしています。

写真は実際のToDoになります。

日々のToDoリスト
Macのメモを使ったToDo

開発に集中していた時期はToDoを管理する時間すら惜しかったので3月後半からは抜けてますね。

その時期は早くリリースしたいのにバグやらなんやらで中々思うように進まなかった時期でもあるため、メンタルは結構不安定だったような気がします。

今は作業が一段落したため、またToDo管理を再開しています。

特に開発着手時はやることが明確になり、おまけに習慣化もしやすくなるためToDo管理はかなりおすすめです。


9:00 作業開始

平日は仕事の開始時間ですが、休日も9:00から作業を開始しています。

IKEAのスタンディングデスクを使っているのですが、気分によって朝から立って作業する時もあれば座って作業する時もあります。

スタンディング時の様子
スタンディング時の様子

※後ろのディスプレイはWindowsゲームプレイ用として設置しているので作業時には使いません。

作業を始める前のルーティーンとしてコーヒーを淹れるのですが、空腹時は胃が荒れてしまうので朝食にバナナを食べてからコーヒーを飲みます。

僕にとってコーヒーは仕事を始める時のスイッチのような役割です。

大体いつも9:00と14:00、飲み足りない時は17:00に飲むようにしています。


12:00 昼食

食事に気を使っていない時は体調が悪く、パフォーマンスに影響がある感じがしたので、自炊を心がけています。

野菜多めに摂取することを心がけて、味噌汁として食べていました。

何も考えずに野菜をぶった切って入れれば良いだけなので、味噌汁おすすめです。

後は眠くならないようにするために、常に食事の量は腹八分目にしていました。

特に糖質には気を使っていて、ご飯の量は1食半合分のお米にしていました。

自炊する時間すら惜しいというのが本音でしたが、一度弁当やカップラーメンのみに切り替えたところ、数日経ってからパフォーマンスに影響が出ていることに気がついたので渋々自炊するようにしました。

パフォーマンスというより精神面に影響が出ていた気がします(その時のことがうろ覚えなので確かなことは言えませんが…)

それに、外出もほとんどしない僕にとっては自炊する時間は貴重な気分転換だったので、自炊は必要という結論に至りました。

食べながらyoutubeで個人開発の情報を収集したりしてました。

中でも実際に個人開発で実績のある入江慎吾さんの動画をよく見ていました。

個人開発をするうえで気をつけるポイントや収益方法など、かなり有益な情報が得られるのでおすすめです。

youtubeチャンネルのリンクを貼っておきます。

WEBサービス開発で生きていく@入江慎吾


食後 開発またはそれ以外のタスク消化

腹八分目でも消化に使うエネルギーとかで食後はパフォーマンスが下がる?という話を聞いたことがあるので、食後は開発以外のタスクを優先して行うようにしていました。

休日であれば部屋の掃除などの家事は昼食後に行うようにしていました。

腹八分目でも眠くなるときはあるので、体を動かすタスクを率先して消化してましたね(他には買い出しとか)

他に重要なタスクが無い時は食後すぐ開発作業に戻ります。


18:00過ぎ 作業開始(平日)

平日は18:00までが定時なので、作業開始がそれ以降になります。

幸い在宅なので、そのまますぐ作業に移ります。


19:00 夕食

大体はお昼に作った味噌汁を食べます。

健康を考えてキムチと納豆は1日に1回必ず摂るようにしています。

補足として、血糖値の上昇を緩やかにするだけでなく、コレステロールの吸収を抑えたりするみたいなので必ず野菜から食べるようにしています。

眠くなりにくいですしね。

眠気は本当に天敵なんですよね…。

なので、食事は結構気を使っています。

夕食時も何かしら動画を見ながら食べるようにしています。

最近はNetflixでアニメを見ることが多いです。

「時間」はとても貴重な資源なので、ながら見できるアニメはとてもありがたい娯楽の1つです。


19:30 夕食後作業再開

夕食後に作業再開です。

特にこれといった特記事項はありません。


22:00 筋トレ(2〜3日に1回)

食事、睡眠、運動はやはり大事です。

ひとつでも崩れたらパフォーマンスに影響が出ることは身を持って経験しているため、筋トレも欠かせません。

2〜3日に1回、約1時間程度は必ずやるようにしています。

メニューは決まっていて、足上げ腹筋をかなりゆっくり10回 + 腕立て伏せ30回 + スクワット30回 + 背筋30回 + ヨガ30分です。

ほとんど外に出ないので筋トレしないと多分病気になります…。

ちなみに、10年以上前くらいからこのメニューでずっとやっています。

習慣なので逆にやらないと気持ち悪いんですよね。

やらない日はそのまま作業してます。


23:00 シャワー

筋トレ終わった後、もしくは作業していても23:00にはシャワー浴びるようにしています。

毎日の就寝時間を固定するために、この時間にシャワーを浴びるようにしています。

シャワー浴びたらストレッチやらなんやらしていると、なんやかんやで1:00くらいになります。


1:00 情報収集

布団に入って情報収集や翌日のタスクを洗い出したり、コーディング中にうまくいかなかった機能を調べたり、自由時間のような位置づけです。


1:30 就寝

大体この時間に寝るようにしています。

もともと寝付きがかなり悪かったんですが、個人開発をはじめてからはお酒をやめたのと就寝時間が固定されたおかげか寝付きがだいぶ良くなりました。

以前は1時間以上は必ず掛かっていたんですが、30分以内には眠りに入れるようになりました。


補足 開発作業について

githubのプライベートリポジトリを使ってコードを管理しています。

ブランチの運用方法はGit-flowを採用していますが、個人開発ということもあり、そこまでシビアにはしていません。

※Git-flowについてはこちらの記事が参考になるかと思います。

リリース前はひたすらdevelopからブランチを切って、そこで機能実装したらcommit、pushしてgithubでdevelopブランチへmergeの繰り返しで作業をしていました。

リリース後はmainブランチへmergeし、本番環境でpullして反映しています。

エディタはVSCodeを使用しており、検証ブラウザは主にChromeでした。

iPhoneとWindowsPCからもアクセスしたりして、見栄えがおかしくないかをハードウェア毎に確認しつつ作業していました。

環境はDockerを使用しており、PHP(Laravel9)、Nginx、MySQL、Adminer、Mailhogのコンテナをそれぞれ建てて作業しています。

※当初はDockerではなく、Macに直接各々をインストールしていました。


終わりに

作業期間中はスポーツ(特にマラソン)をしている感覚に近い気がします。

食事、睡眠、運動に気を使ってメンタルと体調を一定に保ちつつ、愚直に作業を遂行する感じでした。

また、作業に集中していると「感情って邪魔だなあ」と思うことが多かったです。

作業期間中に仕事で疲弊して相当落ち込んでいた時があったのですが、作業しようにも上司とのやり取りが頭の中にこびりついていて切り替えがどうしてもできなかった時がありました。

その時だけ動画をぼーっと1日中見ていました(アマプラでアバランチというドラマ)

ここでいう感情は喜怒哀楽の怒と哀になりますが、喜や楽の感情も邪魔になることが多かったです。

なので、無の境地でひたすら作業できる環境が望ましいと思います。

こんなことわざがあります。

精神一到何事か成らざらん(せいしんいっとうなにごとかならざらん)

精神を集中して頑張ればどんなこともできる、到達できるという意味です。

最後に無理やりことわざを入れてみましたが、今回はこの辺で終わりたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

少しでも参考になれたのなら幸いです。

PS.今はリリースして一段落しているので、ここまでシビアに作業はしていません。

ふさぎ込んでいる男性

個人開発で挫折しない方法

今まで色々なことに挫折してきましたが、個人開発はなんとかリリースまで漕ぎ着けることが出来ました。

今回は個人開発を挫折しないために実際にやった方法を紹介します。

どこまでやるかの程度によりますが、誰でも実践できて再現度は高い方法だと思います。


個人開発の目的をお金のためにする

これが最も重要だと思います。

「作りたいものがあるけど作らずにいる」「着手はしたものの中々進まない」という方も多いと思います。

なぜ行動できないのか?なぜ挫折してしまうのか?

これらの原因は、それをしたことで得られる恩恵が小さいと無意識に感じているからだというのが僕の見解です。

エンジニアとして英語のドキュメントくらいは読めるようになりたいという目的で英語を勉強し、挫折したことがあります。

仮に、挫折せずに続けた場合、僕の中での得られる恩恵は「英語のドキュメントを読めるようになる」です。

英語を覚えたからといって給与が上がるわけでもないし、外人の恋人ができるわけでもありません(そのように行動すれば話は別ですが)

そう考えると、毎日頑張って時間を捻出して人付き合いもなくして勉強して、得られる恩恵は「英語のドキュメントを読めるようになる」だけです。

このように、得られる恩恵の大きさを考慮し行動すべきかを無意識に計算しているため、動けないのだと思います。

「こういうもの作ったら面白そう」とか「ポートフォリオのために」とか「技術力向上のために」といった理由で個人開発をする場合、目的がふわふわしているので挫折する確率は高いでしょう。

「面白いもの作ったとしても、誰にも使ってもらえなかったらどうしよう?」「ポートフォリオのために作ったからといって良い会社に入れる保証はない」「技術力あがったからといって、それでどうなる?」

おそらく本人も無意識に、自身の潜在意識がこれらのように感じているために行動ができないのだと思います。

僕がそうでした。

なので、個人開発をする目的を「収入を得るため」に設定することを強くおすすめします。

「お金」というキーワードで拒否反応をおこす方も居るかも知れません。

日本人はとかくお金を嫌う傾向があるようにも思いますし、お金 = 汚いもののイメージがあまりに強いです。

でも今まで行動できなかったのなら、もうお金のために動くしかないと思うんですよね。

だって本当に作りたいものであるなら既に作り終えているはずですから。

それが出来ていないのならその現実を受け止めて、お金のために個人開発するようにシフトした方が懸命です。

目的がなんだろうが開発すれば分かりますが、愛着が湧きますし多くの人に使ってもらいたいと工夫を凝らして開発を進めるようになります。

僕もお金のために個人開発をはじめましたが、途中からお金のことなんてどうでもいいとすら思ったくらいです。

やることは変わらないですし、むしろそれで利益を上げるために品質はより向上するだろうと思います。

もっと言うと、本質は助走であって、個人開発を習慣化できればそれでいいわけです。

毎月3万円ほどの副収入が入ってくることを想像してみてください。

好きなゲームだって買えるし飲みにも行ける、Netflixのスタンダードプランだと20ヶ月分です。

リリース後にちゃんと更新を怠らなければもっと増えるかもしれません。

そう考えると俄然やる気が湧いてきませんか?

なんにせよ、こういう利己的な願望があると個人開発を頑張りたくなります。

間違っても「人を幸せにするサービスを作りたい」とか「技術的に面白そうなものを作りたい」とか「自分が使うものを作りたい」といった動機では駄目です。

これらの動機で動ける人間は既に作り終えている人たちです。

だからこそ、お金のために動くんです。

いっぱいお金があれば良い家に住めます。

高くて美味しいご飯も食べられますし、旅行にだって行けます。

嫌になったら仕事をやめられます。

こういった私利私欲な願望があると、行動せずにはいられなくなります。

僕にはこの方法が効果が絶大でした。


捨てるもの(犠牲にするもの)を明確にする

これもかなり重要だと思います。

時間は有限なので、個人開発に充てる時間を確保する必要があります。

下記は実際に僕が開発を行ううえで意識的に捨てたもの犠牲にしたものになります。

  • 人付き合い
  • お酒
  • 娯楽の時間(外出、ゲーム、アニメなど)
  • Twitterをする時間

この中で最も犠牲にした方が良いものは「人付き合い」です。

例えば誰かと飲みに行く場合、電車を使って30分以上掛けて合流したとします。

合流後に3時間ほど飲んで、帰りも30分掛けて帰ります。

ざっと4時間ほどです。

お酒が入っていたらその日は個人開発のやる気が出なくて寝てしまう可能性も大きいですよね。

上記でいうと他のものは一人でも完結(お酒や娯楽、Twitter)できるのでまだマシですが、人付き合いはあまりにも多くの時間を失います。

平日は仕事、休日も人と会っていたら個人開発に充てる時間がなくなるのは明白です。

なので、最低限必要な人付き合い以外はすべてやめるべきです。

そしてそれ以外にもちゃんと犠牲にすべきものをリストアップし、意識して生活することで個人開発の時間を確保することが大事です。

もしかしたら個人開発以外にもやりたいことがあるかもしれません。

「楽器を練習したい」「絵の練習をしたい」「英語の勉強がしたい」「プログラミングの勉強がしたい」

それらも捨てるべきです。

並行しての作業は絶対に無理です。

どれも中途半端になってすべて挫折するのが関の山です。

これも身を持って経験しています。

こんなことわざがあります(すみません、ことわざが言いたいだけです)

人に勝たんと欲する者は必ず先ず自ら勝つ(ひとにかたんとほっするものはかならずまずみずからかつ)

人に勝とうとするならまず最初に己に勝つ必要があるという戒めです。

こちらも蛇足ですが、進撃の巨人のアルミンのセリフで印象に残っているものがあります。

何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ

有名なセリフなのでご存知の方も多いと思います。

大げさかもしれませんが、個人開発を挫折することなくできるようになった自分になることができたら、それは紛れもなく劇的に人生を変えたことになると僕は思います。


常識を捨てる

なんだか格好良い感じの見出しですが、行事や体調に関わらず、ただただ愚直に作業に没頭することのすすめです。

僕は個人開発に向けての行動は、ちょうど年始(2022/01/01)からはじめました。

お正月ならおしるこ食べたりおせち料理を食べたり、ビールでも飲みながらのんびりゲームしたりしたいかもしれません。

休日は映画でも見に出かけたくなるし、長期のお休みが取れたら旅行にも行きたくなるかもしれません。

体調が悪い時は安静にしたいはずですよね。

でもこれらをせずに個人開発を進めることを強くおすすめします。

手前味噌で恐縮ですが、僕は元旦〜3月くらいまでは平日でも5時間、休日は10時間以上1日も休まず作業をしていました。

仕事や睡眠、食事や自炊以外の時間すべてを充てていました。

その期間中に体調を2回ほど(ワクチン副反応含む)崩して熱を出しましたが、その時も作業をしていました。

2週間ほど個人開発中心の生活をすれば分かると思いますが、個人開発中心のルーティンを崩すのが怖くなるんですよね。

1日でも作業をしない日だったり、したとしても少ししかしない日を作ろうものなら、それが翌日にも繋がるだろうと直感的に感じるようになります。

この状態になったとき「ゾーンに入った」と感じました。

僕の場合、なんとしてでも個人開発で生計を立てたいという目標があるのでここまでしていますが、そうでなかったとしてもこの「常識を捨てる」というのは意識した方が良いと思います。

蛇足になりますが、家庭があるならお正月やGWなどの行事を楽しむのはまあ分かるんですが、独り身でそれをするのに違和感があるんですよね。

自分も独り身で、この手の行事に合わせた行動を過去にしていたわけですが、ひょっとして自分は行事に合わせた行動をすることで幸せを演じているのでは?と(自身に対して演出している)

それを否定するわけではないし、もちろんその方が実際に人生楽しめると思うんです。

しかし、何かを成し遂げたいんだったら無理にそれらを渇望しない方が良いのだろうなと思った次第です。


まとめ

個人開発を挫折しない方法についてまとめます。

  • お金になるサービスを作ることを目的とする
  • 作業時間の確保のために、捨てるもの犠牲にするものを明確にする
  • 常識を捨ててまわりに合わせず愚直に作業をする

個人的に特に大事だと思うのは「お金になるサービスを作る」です。

これをすることで本気になり、未来の自分が潤う鮮明なイメージを持つことで個人開発以外の他のことがどうでもよくなるからです。

そうすれば自ずと作業に没頭できると思います。

個人開発をはじめる方に少しでも参考になれたのなら嬉しいです。

ToDo List

個人開発(WEBシステム)の進め方

今まで個人開発とは無関係な記事ばかりでしたので、今回は個人開発ではじめてリリースしたTUMIGAME(積みゲー管理サービス)の開発の流れを書きたいと思います。

個人開発のアイデア出しから画面設計時に使用したツールや開発環境、本番環境へのデプロイ、インフラまで網羅して書きたいと思います。

※ツール等のインストール方法などについては割愛します。

※大前提として「収益化できる」ことを主目的としたシステムであり、技術力向上や世の中に無い斬新さ等は考慮していません。


まずはアイデア出し

アイデアを出した際に「どういうサービスなら自分が使いたいか?」を軸に考えました。

そこで、自分が欲しいと思っていたサービスを作ることにしました。

それが積みゲー(所有しているゲーム)を管理するサービスです。

アイデアを出したら次は競合の調査です。

※ボツにしたアイデア、成功するサービスについて分析した過去記事がありますので、よろしければそちらも参考にして頂ければと思います。


競合の調査

考えたアイデアが既に存在するか?

存在している場合、競合になり得るか?を調査します。

TUMIGAMEの場合「積みゲー 管理」などを中心にググって調査をしました。

競合になりそうだなあと感じたサービスがあったため、実際にそれを使ってみます。

そこで自分の考えているサービスと比較し、差別化できているか?劣らず良いものが作れそうか?を熟慮します。

差別化できるし良いものが出来そうという自信があったため、次に進みました。

※この段階で、どうやら積みゲー管理にTrelloというプロジェクト管理ツールを使っている人が居ることを知り、あまりの出来の良さに一度はボツにしましたが(勝てないと判断)Trelloはあくまでプロジェクト管理のためのツールのため、積みゲーを管理するのに最適化すれば差別化できると判断し、開発を進めました。


需要の調査

ここが個人開発をする上で最重要だと思っています。

当然ですが、そもそも需要のないものを長い期間を掛けて開発して失敗したらと思うと……とても辛いですよね。

※もちろんそれが無駄になることはなく、その経験から得られる知見はとても貴重なはずですが。

個人開発の需要の調査にはキーワードプランナーを使います。

詳しい使い方はいろんな方が記事にしてくださっているのでここでは割愛します。

キーワードプランナー使用時の画像
キーワードプランナーでの需要調査時のキャプチャ

こんな感じで、キーワード候補に少ないながらも10〜100回は毎月検索されていることが分かりました。

「積みゲー アプリ」の関連検索ワード
「積みゲー アプリ」の関連検索キーワード

Google検索で「積みゲー アプリ」で検索したところ、関連検索ワードでも「積みゲー 消化 アプリ」があるので、やはり需要があることは確認できました。

月に10〜100回程度の検索では需要があると言えないのではないか?と思うかもしれません。

ですが、個人開発で利益を得るうえでは「多すぎない需要」がかなり重要だと思っています。

多すぎる需要(課題)はそもそも企業が解決してしまうので、それと被らないようにするためですね。

こんなことわざがあります。

大掴みより小掴み(おおづかみよりこづかみ)

一度に大儲けしようとせず少しずつ着実に設ける方が堅実という意味です。

そういったサービスを何本か作ることを目指しています。


最低限の機能の洗い出し

次に最低限の機能の洗い出しです。

この機能があれば人が使ってくれるであろう機能を洗い出します。

すべての工程においてですが、ここでも自分が使うことをイメージして考えます。

TUMIGAMEは自身の所有しているゲームを管理するサービスです。

なので、メールアドレスでのアカウント登録機能、パスワード再設定機能、所有するゲームを登録する機能、登録時にゲーム画像をアップロードする機能などを最低限の機能としました。

※上記で述べている最低限の機能は便宜上省略しています。


タスクの洗い出し

開発に着手する前に、画面設計、DB設計やお問い合わせ用メールアドレスの作成から利用規約、プライバシーポリシーの作成など、考えうるすべてのタスクを洗い出します。

これにはgithubを使いました。

githubでのタスク洗い出し
githubで実際に洗い出したタスク

別にgithubである必要はなく、一覧で見られるのであればエディタでもメモ帳でもなんでも良いと思います。

※実際にgithubにタスクを洗い出したものの、それを管理することはほとんどありませんでした。


画面設計

figmaというwebサービスを使って画面設計をしました。

初めて使ったのですが、直感的な操作でサクサク作れるので、作業に詰まることはありませんでした。

また、開発中にレイアウトを変えることが出てくることを考慮し、主要となる画面のレイアウトのみ作成しました。

その主要となる画面レイアウトも細かいところの作り込みはせず、あくまで開発をスタートできる目安のレイアウトに留めました。

下記は実際にfigmaで作成した初期の画面レイアウトになります。

左がスマホの画面で右がPCでの画面イメージです。

※後ほど開発中に思うところがあり、大幅にレイアウトを変更しています。

figmaを使用した画面レイアウト作成
実際の画面レイアウト

開発環境の構築

開発に着手するため、下記をMac book Pro(M1)にインストールしました。

  • Laravel9(PHP/php-fpm)
  • Nginx
  • MySQL
  • git
  • VSCode

一般的な構成ですね。

最初はbrewで直接Macにインストールしていたのですが、本番環境のコスト削減のため、それに伴い開発環境もリリース後にDockerで構築し直しています。

このあたりのコンテナの構成は後ほど記事にする機会がありましたら、そちらで書きたいと思います。


DB設計

コーディングを始める前に、まずはDB設計を行います。

これはMac標準のNumbers(表計算ツール)を使います。

1行目にカラム名と属性(外部キーなど)2行目に型を定義しています。

3行目以降に実際に入りそうなデータを手入力で入れています。

本当はちゃんとしたER図生成のツールとかを使った方が良いのかもしれませんが、適当なデータを手入力で入れたり操作も直感的なのでNumbersを使っています。

自分ひとりが見るだけですのでこれで事足りますね。

Numbersを使ったDB設計
Numbersを使ったDB設計

※セキュリティ面を考慮し、画面はこの記事のために作成したテーブルデータです。


コーディング

ようやくコーディングの開始です。

ここまでくるのに5日〜1週間ほどは掛けていたと思います。

フレームワークにLaravelを採用したのですが、普段使っていないこともあったため何度も壁にぶつかり、想像以上に大変でした…。

全体のおよそ7割くらいはコーディングをしていたと思います。


素材のダウンロード

No Imageの画像は下記サイトのものを使わせて頂きました。

フリー素材 ブログ(https://www.shoshinsha-design.com/)デザイナー:eshu


ロゴの作成

Macにgimpというフリーのペイントツールを導入し、こちらの記事を参考にさせて頂き、下記のロゴを作りました。

TUMIGAMEロゴ
TUMIGAMEロゴ

本番環境構築

どこのクラウドサービスを使うか結構悩みましたが、仕事でも使っているAWSに決めました。

ロードバランサ(ALB)でec2インスタンスへ、そこからAmazonAuroraとS3へアクセスするよう構築しました。

TUMIGAMEインフラ構成図
TUMIGAMEシステム構成図

※この構成図はこの記事のために作成したものです。

ちなみに、最初はこの構成だったんですが、さすがに毎月の費用もバカにはならないので、後ほどLightsailというAWSのVPSサービスに変更しています。

現在はそのLightsailのホスト1台にDockerコンテナ(PHP / Nginx / MySQL)を稼働させています。


リリース

本番環境構築後はDockerを使いデプロイします。

晴れてリリースです。


終わりに

リリースしてからは改修をちまちましながらSEO対策などしてます。

集客は後ほど行う予定です。

駆け足で個人開発の流れについて書いてきましたが……さすがにざっくりしすぎてますね(汗)

後ほどもう少し詳細な情報を追記していきたいと思います。

不明点等ありましたらお気軽にコメント頂ければと思います。

個人開発を始めようとしている方の参考になれたのなら幸いです。

不機嫌マーク

個人開発はやめた方がいい

少し挑発的なタイトルですね。

先日、2ヶ月ちょっと掛けて所有するゲームを管理するWEBサービスTUMIGAME(詳細な内容は過去記事をご覧ください)をリリースしたのですが、リリースするまでに掛けた時間や費用などを鑑みて、個人開発でお金を稼ぎたいとか一攫千金を狙っている人はやめた方がいいという結論に至りました。

今回は個人開発をやめた方がいい理由をまとめてみました。

※大前提として、副収入のためだけに個人開発をするのはおすすめしないという意味で、技術力向上や開発自体が好きな方は別です。

※TUMIGAMEをリリースしてから1ヶ月ほどでユーザー数は未だ0という状態での記事です。


圧倒的な作業ボリューム

個人開発の場合、ほとんどあるいはすべての作業を一人でやる必要があります。

例えば企業であるサービスを作る場合、サービス企画とマネタイズを考えてプロダクトの用件定義と設計を行い、デザイナーが素材を作りプログラマーがコードを書いてテストまで行うのが一般的だと思います。

規模が小さいとはいえ、大袈裟に言うとこれらをすべて一人で行う必要があります。

サービス企画、マネタイズ考慮、マーケティング、デザイン設計、ロゴの作成、DB設計、インフラの構築、開発フレームワークの勉強、コーディング、テスト、利用規約やプライバシーポリシーを考えたり、SEOなど。

知見の無い分野も勉強し実践する必要が出てきます。

とてもではないですが、時間がいくらあっても足りません。

ましてや本業がある手前、副業でこれらに割く時間はほんの僅かなものになりがちです。

解決策として、リリース時は最低限の機能を担保しつつ、ある程度の妥協ラインを設定し優先度を決めて作業をすることになります。

それでも作業期間中は仕事と睡眠以外の時間をすべて充ててやっとでした。


収益がコストに見合っていない

上述したとおり、個人開発するにあたっては作業ボリュームが多すぎます。

収益化できるかどうかも分からないですし、ぶっちゃけコストに全然見合っていないように思います。

僕は10年ほど前に、アダルトサイトを2つ運営していたことがあります。

特に知見とかは無かったのですが、コツコツ更新し続けて1年ほど経ってから月に4万円前後ほどは貰えていた記憶があります(うろ覚えなので金額は曖昧です)

もちろんサイトを運営するにあたりそれなりの努力はしましたが、今回個人開発を実際にしてみて比較すると圧倒的に作業量が少ない上に、現状では収益もアダルトサイトの方が良いので、どうしてもコストに見合っていないという結論に至ります。

※アダルトサイトの場合、立ち上げて6ヶ月以降は週に1回1時間未満の更新、もうひとつの方は週に2回4時間ほどの更新頻度でした。

※アダルトサイトも1年ほど続けて収益化できたので、個人開発も続けていくうちになるかもしれませんが…。


マネタイズが中途半端にならざるを得ない

正確にはマネタイズが中途半端にならざるを得ない『ことの方が多い』印象です。

企業がお金も人も時間も掛けて作ったサービスと張り合うにはそもそも土俵にすら立てません。

なので、企業が作るにはマネタイズが微妙なものを作るしか個人開発者が生きる道はないというのが僕の見解です。

企業は多くの人間の課題を解決するサービスを作るので、少ない人間の課題を解決するサービスを作るのが大原則かなと思っています。

またそうなると、わざわざお金を払ってまで使うサービスにはならない事の方が多いです。

僕がリリースしたTUMIGAME(主に積みゲーを管理することを主目的としたサービス)もそうです。

たとえ月額300円とか安く設定しても、誰も使わないでしょう。

それならあと100円ほど出してdアニメに契約します。

アニメ見放題ですからね。

無料で使ってもらうことを前提にマネタイズをする必要があります。

そう考えると、広告収入くらいしか道はないですよね。


収益モデルとして圧倒的に不利

WEBサービスの場合、ある程度の人に認知してもらい、使ってもらう必要が出てきます。

アプリとは違い、WEBサービスの性質上(検索上位を狙って人を増やしていく)競合となるのはブログやアフィリエイトサイトになります。

認知してもらうためにSEO(グーグルの検索上位にHITしやすいように施策をすること)をすることになるのですが、ここでも落とし穴があります。

ログインして使ってもらうサービスだと、ログイン後のコンテンツがSEOの施策がしづらい(というかできない?)のです。

ブログとかアフィリエイトの場合、物凄く簡略的に言うとコンテンツの量と更新さえすればある程度収益化できるモデルです。

これはグーグルのクローラが、検索時にHITさせるためのコンテンツを徘徊してインデックスに登録をしているおかげで、検索エンジンでこれらのコンテンツが表示されるようになるからです。

一方でWEBサービスはログイン後のメニューはグーグルのクローラに徘徊してもらうことができません(多分…間違っていたらすみません)

ログインせずに表示しても良い利用規約やプライバシーポリシーなどしかクローラにインデックス登録してもらうことができないため、検索からの流入はほぼ絶望的です。

グーグルの検索エンジンはコンテンツ量が少なく更新頻度が少ないものを嫌う傾向にあります。

踏んだり蹴ったりです。


個人開発をするメリットは?

全く無いわけではないです。

  • 技術力が向上する
  • マーケティングスキルを養える
  • あらゆる物事の本質を見極めるスキルを養える(多分)
  • 自信が付く
  • あらゆる分野の知見を得られる
  • 問題解決能力が飛躍的に向上する

技術力の向上は言わずもがなだと思いますが、それ以外のメリットの方が大きいかなと思っています。

なかでも問題解決能力が飛躍的に向上したことは、今後の人生において財産になり得たと思います。

問題解決ができないの大半はめんどくさいからやらない(そもそも問題を解決する気が湧かない)と思っているんですが、このめんどくさいと向き合えるようになります。

個人開発はめんどくさいの連続なので、物凄く鍛えられます。

他にも、開発中はどうしてもうまくいかない問題も出てきますが、本質を見失わずに違う方法で解決できないか模索できるようになります。

当初はTrelloというプロジェクト管理ツールのレイアウトをパクろうと参考に画面レイアウトを作っていたのですが、いざ実装するとなかなか思うようにはいかず、何日も作業が進まない時がありました。

その時に「そもそもレイアウトを寄せる必要ないのでは?」と考え、画面レイアウトを一から設計し直しました。

視認性も向上したので結果的には良かったです。

これは一例ですが、いざ開発をするとなると想像以上に壁が多いことに気付かされます。

エンジニア目線でTUMIGAMEを企画した時に「開発するのにそんなに難しくはないだろう」と思っていましたが、いざ開発を始めると山のように問題があり、その度にひぃひぃ言いながら作業しました。

知っているのとできるの違いを思い知らされました。

他にも、個人開発を通してあらゆる物事の本質を見極めることができるようになります。

上述したように、集客とかマネタイズを考えるときに自分がどのようなものにお金を使っているか、他の人はどういうものに使っているか、人はどういう時に気持ちが良いと感じるのか、それをこちらから提供するにはどうすれば良いのかなど、サービスを提供する目線で様々なことを熟慮するようになります。

企業が作ったサービスではなく、個人で作ったサービスを使ってもらうにはどうすれば良いのか?

そういえば商店街の魚屋で魚を買っていた時は気さくな店員さんがいてオマケしてもらっていたなあ

そうか…個人商店を目指せば良いんだ!

のように、いろんな物事に対して疑問を持ち、解決する能力が身につきました。

これはなにも個人開発に限定されたものではなく、人間関係や労働などのすべてにおいて応用が効くので、貴重な財産になったと思っています。

ありていにいうと考えまくるスキルですね。


最後に

個人開発はやめた方がいいというテーマで記事を書きました。

実は開発を始める前から「割に合わないだろうな」とは思っていたのですが、やってみないことには何も言えないし始まらないなという気持ちで始めました。

ことわざにこんな言葉があります。

馬には乗ってみよ人には添うてみよ

馬は実際に乗らないと良し悪しが分からないし、人には寄り添わないと人柄が分からないから、直接経験をすることが大事だという意味です。

とはいえ技術力を向上させたいとかポートフォリオを完成させたいとか、明確な目的がお金以外にある場合を除いて、やめた方がいいという結論は変わりません。

あまりに面倒です…ほんとにw

僕はお金のために開発を始めたクチですが、まだ続けるつもりです。

作ってるうちに「お金とかどうでもいい、誰かにサービスを使ってもらいたい」という気持ちの方が強くなったというのもあります。

「作っちゃったから」という後ろ向きな考え方もありますし「個人開発で生計を立てている人」という希少性を保有することで得られるメリットに期待しているという思惑もあります。

最後になりましたが、このような乱文な記事を見てくださりありがとうございます。

少しでも参考になれたなら嬉しいです。

カニ

人生はベストよりベターを選択すべき

今回もつらつらと雑記になります。

誰だって不幸になりたくないと思いますが、過ぎる幸福も避けた方が長い人生においては良いのでは?というのが僕の見解です。

「何を言っているんだ…」と思われそうですが、一応根拠があります。

高価な食事に慣れてしまい、普通の食事が美味しく感じなくなってしまう場合に舌が肥えてしまうといった表現をすることがありますよね。

人生も同様のことが言えると思います。

「高級料理店でしか舌を満たせなくなってしまった」「若い時はイケメンで女性に不自由しなかった」「社会に出てから毎日が苦痛、学生時代のように遊んでいたい」など。

どれも良い思いをした時期を基準にしているため、平凡な日常とのギャップに苦しみます。

栄耀(えよう)に餅の皮を剝く

ということわざがあります。

なんでも、贅沢に慣れると餅を剥いてあん餅のあんこの部分だけを食べるようになるという贅沢のかぎりを尽くす行為を表したことわざのようです。

こういう状態が続くと、人間は不幸になると思うんです。

これは僕の経験則でもあります。

以前、新宿にある飲み屋街ゴールデン街や歌舞伎町などで浴びるほど朝までお酒を飲んでいました(今でもたまにやってしまいますが…)

平凡な日常を忘れさせてくれるからです。

夜の街に行くといろんな人に会えます。

濡れ衣で逮捕された男性や偽装結婚しているオカマの男性、耳が不自由な外国の人とスマホの翻訳ソフトを使って会話したこともあります。

平凡な日常とはかけ離れていて、刺激に満ち溢れています。

僕はその刺激を日常の基準にしてしまい、長年浴びるほどお酒を飲み続けました。

幸い病気などにはなりませんでしたが、平凡な日常が苦痛で仕方がなくなりました。

毎日なにかしらの刺激に飢えていました。

もちろん夜の街に行っても自分が期待するような刺激が無い日もあります。

同じ顔ぶれの常連さんと話をするものの、なんとなく盛り上がらなかったり。

ここまでくると偶発的に起こる誰かや何かに刺激を求めるようになり、幸福の基準がどんどん上方修正されていきました。

平凡な日常とのギャップは埋まらないため、いつも「つまらないな…」と感じるようになりました。

貯金がなくなり、節約をする必要に迫られたために飲みに行けなくなったというのをきっかけに、今はこの状態から脱することができました。

平凡な日常の退屈さは個人開発に没頭することで解消し、今この記事を書いています。

長々と私事になってしまいましたが、ベストを基準にすると退屈な日常に押しつぶされてしまうという戒め、警鐘です。

職場も住居も同様です。

転職は5〜6回ほど、引っ越しに至っては30回ほどはしています。

どこへ行っても自分の求めるベストはありませんでした。

そもそも存在しないんですよね、幻想なので。

ですから、人生においてはベストではなくベターを良しとするのが良いと思います。

「仕事して帰宅しただけ、今日もつまらない1日だった」とか「恋人欲しいなあ」とか「旅行いきたいなあ」とか。

ぼんやりとした日常かもしれないですが、それでいいじゃないですか。

この時代のこの日本に生まれただけで幸せだし、そもそもそれ自体がベストな環境に近いはずです。

戦争はしていないし餓死することもない。

食事は安くて美味しい、娯楽もいっぱいある。

平凡な日常かもしれないですが。

そんな平凡で平和な日常を愛することができれば、それだけで幸せだと思います。

ふさぎ込む女性

メンタル弱い人への個人開発のすすめ

今年の頭から個人開発(WEBサービス)を始めてみて、精神面や体調面での良い変化があったため、まとめてみたいと思います。

普段文字を読まず、人ともあまり話さないので文章が下手くそですが、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。


お酒をやめたことで睡眠の質が向上

毎週末は朝まで浴びるほどお酒を飲み、翌日は二日酔いで丸一日死んでるような生活をずっと続けていました。

貴重な休日を無駄にしてしまっては個人開発が進まないだろうことは明白なので、リリース前まではお酒をキッパリとやめていました。

4ヶ月ほどはお酒をやめていたのですが、そのあいだ睡眠の質が向上したことは言うまでもありません。

毎日同じ時間帯に起床と就寝することで、体内のリズムが安定した結果、精神面も体調面もすこぶる調子が良くなりました。


落ち込むことがなくなった

普段から考え事をすることが多いのですが、そうするとどうしてもネガティブなことを考えてしまいがちでした。

「この歳で未婚とか辛いな」とか「自分にとっての幸せってなんなんだろう?」とか「これから先も誰からも愛されることなく人生終わるんだろうな」とか…。

小人閑居して不善をなす

「しょうじんかんきょしてふぜんをなす」ということわざがあるそうです。

小人とは「心が狭く思慮の浅い人や品性の劣っている人」という意味で、閑居とは「世俗を逃れて心静かに暮らすこと」という意味のようです。

要は人が世俗から離れて暇を持て余していると、よからぬこと(悪事)をはたらくということのようです。

少し脱線しましたが、とかく暇というものはよくない思考をしてしまうのは間違いないようです。

個人開発を始めてからというもの、仕事と睡眠以外の時間はほとんど没頭して作業を進めていたため、悩む時間がなくなりました。

夢中になれる趣味、なければ仕事だって良いと思います。

集中して仕事をしてるときって案外楽しかったりしますしね。

そういった何かに没頭しているときは、すべてのしがらみから解放されます。


自己肯定感が上がる

個人開発に限らないことですが、何かに夢中になることそれ自体が自己肯定感を上げてくれます。

作業中はそれだけで「自分、やってるなあ!」となりますし、作業がひと段落したら「やりきった!」となります。

これがずっと続くわけなので、自ずと自己肯定感が上がります。


夢中になれる「何か」を見つけるには

僕のきっかけはずばりお金でした。

組織で働くことに疲れてしまったので、個人開発で生計を立てていきたいと思ったのがきっかけです。

ずいぶん後ろ向きなきっかけではありますが、きっかけなんてそんなものかなあと思いますし、実際そうなんだと思います。

堀江貴文著書のゼロでも「好きだから没頭するのではなく、没頭したから好きになる」というようなことが書かれていますが、個人開発で身を持って実感しました。

とはいえそんな簡単に没頭できるものでもないことも今までの経験から理解しています。

英語の勉強は続かないし仕事で必要なスキルの勉強すら続かない。

じゃあどうやって没頭まで至るのか?

それは得られるメリットの大きさで決まるものだと思っています。

挫折した英語の勉強は、IT系のドキュメントや記事は英語がほとんどでそれらを読めるようになることが僕の中でのメリットでしたが、言うなればそれだけです。

翻訳してしまえば読めないわけではないですし、今までそうしてきました。

スキルの勉強も仕事で最低限触れられていれば、それ以上の知識が求められることはあまりありません。

一方で、個人開発で得られるメリットは組織から離れて生計を立てられます(成功すればですが…)

このメリットを考えたときに、やらない理由はないなと思い、個人開発を始めました。

おそらく「世の中をこうしたい」とか「新しい技術で世間を驚かせたい」とか、そういった直接自分の利益になり得ないものだと長くは続かないと思います。

それよりも「毎日美味しいお酒と可愛い女の子に囲まれたいからお金が欲しい」とか「今の劣悪な家庭や職場から解放されたい」といった直接自分の利益になるものの方がきっかけとしてはうまくいくのではないかなと感じます。


最後に

なんだか書いているうちに暑苦しくなってしまった感は否めませんが…。

そして個人開発に限らない話ばかりになってしまい恐縮です。

タイトル詐欺にはなりますが、没頭できる何かをみつけることはどうやら良さそうですよというお話でした。

こんな記事でも少しは参考になれたなら嬉しいです。