人より他人に興味がない、もしかして病気なのではないのか?と不安に思う人は結構居ると思います。
僕も悩んでいた時期がありました。
でもこれは病気でもなんでもなく、みんな他人に興味はないと思っています。
そう思う根拠についてまとめてみました。
誰もスティーブ・ジョブズに興味はない
ちょっとインパクトが強すぎる見出しですが…(汗)
Apple創業者であるスティーブ・ジョブズを知らない人は居ないと思いますが、彼に興味ある人は身内である家族くらいなものだろうと考えています。
こんなことを言うと「みんなが憧れる発明家がそんなはずはない」「Apple好きな人はみんな彼が好きなはずだ」「自伝の本も売れている」等、みんなが彼に興味を持っているという証拠を突きつけられそうですが、いずれも本質的ではないと思っています。
彼が創ったiPhoneやMacでテクノロジーが進化してきたのは言うまでもないですが、それは彼の結果であり、人間性を評価されているわけではありません。
「そんなの当たり前でしょ?」と思われそうですが、彼に注目する理由は紛れもなくiPhoneやMacを創ったすごい人なわけです。
なぜiPhoneやMacを創ったすごい人に大して憧れを持つのか、製品を買うのか、本を買うのか。
自分もその人のようにすごい人になりたいからこそ、憧れたり本を買ったりするというのが本心ではないでしょうか?
本を買う理由だったりyoutubeでインタビューを見る理由は、成功者である人の考え方を吸収したいとか、学びを得るための行為であると思うんです。
つまり、自分の利益になるための行為であり、その人に興味があるわけではなく、本質的には自分にしか興味がないのです。
スティーブ・ジョブズもイーロン・マスクもウォーレン・バフェットも、ホリエモンもひろゆきも落合陽一も、自分もこうなりたいと思えるからこそ強く惹きつけられるのではないでしょうか?
それを興味と言うんだろ!と言われれば、まあそうなんですが(汗)
ただ本質的ではないのかな…という考えです。
身近な人にも興味がない
スゴイ人に興味を持つメカニズムの自分なりの考えをお話しましたが、身近な人はどうでしょう?
興味ある人……ぶっちゃけ居ませんよね?(笑)
この根拠を示す例として、例えば喫煙者である母に「カラダに悪いからやめたほうがいいよ、お金も貯まらないよ」と言っても「うるさい!アンタに関係ないわよ!」と返されたりして辞めさせることは難しいですが、母が夢中になっているイケメン俳優が「タバコは昔に辞めました。臭くて吸っている人は苦手ですね」とか言っているのを母が聞いたりすると娘から忠告を受けた時以上にタバコを辞めたくなるはずです。
これは前述した、憧れの人に近づきたい、嫌われたくないといった自分の利益を叶えるためのものだと思います。
もちろんイケメン俳優に近づける、お付き合いできるなんて考えているわけはないのですが、潜在意識レベルではその人の近くに自分が居て、嫌われないようにしようと無意識からくる思考ではないかと考えています。
※この内容は後から読み返して少しズレているかなとも思いましたが「興味」の定義が曖昧なこともあったので一応残しておきます…。
愛する人も例外ではない
ここまで書くと人格破綻者な気がしますが…。
好きな人が出来たとして、その人に興味を持つ本質は自分のことを愛して欲しいということだと思います。
自分のことを楽しませてくれる人、笑わせてくれる人、安心感をもたらせてくれる人、カッコイイ、可愛くて自分を引き立たせてくれる人。
すべての根っこが自分中心になっています。
相手に何かをしてあげたいと思ったとしても、見返りに何かをしてもらいたい、愛してもらいたいといった潜在意識があるのだと思います。
誰も自分のことを大切にしない人にプレゼントなんて贈らないですよね?
「いや、自分は推しには見返りを求めず貢いでる!」という方が居るかもしれません。
※推しというのは、端的に言うとファンという意味です。
こんなことを言うとものすごく怒られそうですが……おそらくそれは自分に酔っているのだと思います。
「自分はこんなに夢中になっている」「誰よりも自分が一番好きなはずだ」というのを、自分とまわりの人に見せつけることでアイデンティティを確立しているのではないかと思います。
※誤解の無いようお伝えしておくと「誰にも興味ない」というテーマに対して、これらは誰かのためではなく潜在意識レベルで自分本位の行為であることの説明(主観的な)であり、決してそういう人たちを悪く言っているのではないのでご理解ください。
結論
他人に興味がないことはおかしいことではないです…というのを言いたいがために、少し辛辣な物言いだったりずいぶん薄情な感じになってしまいましたが、誰かを好きになったり憧れたり、大切に思うその気持ちはとても素敵なことだと思っています。
可愛い子が歩いていたら目線で追ってしまったり、誰かに優しくされたりするとその人のことをちょっと気になってしまったり、長いこと会ってない両親のことを思い出したり。
他人に興味がないと思っている人でも、こんなふうに感じることはあると思います。
忘れているだけで。
仰々しく考えているだけで、他人に興味を持つというのは多分これくらいの軽いもので良いんじゃないかと思います。